会話フレーズ
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#201 打ち合わせの日程変更を依頼する時の表現|フランス語のビジネスフレーズ

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Izumi

ビジネスの現場では、やむを得ない事情により会議や打ち合わせの日程を変更しなければならないことがあります。

そのような場面では、理由を簡潔に説明しつつ、相手に配慮しながら代替案を提示することが重要です。

ここでは、実際の場面を想定した会話例とともに、スケジュール変更を依頼する際に役立つフランス語表現を解説します。

会話例

A
A

Bonjour, je me permets de vous contacter au sujet de notre réunion prévue demain.
(こんにちは。明日予定している打ち合わせについてご連絡いたしました)

B
B

Oui, je vous écoute.
(はい、どうされましたか)

A
A

Malheureusement, un imprévu est survenu, et serait-il possible de la reporter à un autre jour ?
(あいにく急な予定が入ってしまったため、別の日に延期することは可能でしょうか?)

B
B

Je comprends. Avez-vous une autre date à proposer ?
(承知しました。ほかにご都合のよい日はありますか?)

A
A

Seriez-vous disponible jeudi après-midi ou vendredi matin ?
(木曜の午後か金曜の午前はいかがでしょうか?)

B
B

Vendredi matin me conviendrait.
(金曜の午前なら問題ありません)

A
A

Merci beaucoup. Dans ce cas, retenons cette date.
(ありがとうございます。それでは、その日程でお願いいたします)

1. 連絡の目的を伝える

日程変更を相談する際は、最初に「何についての連絡か」を伝えると、その後のやりとりがスムーズに進みます。

例文
  • Je me permets de vous contacter au sujet de notre réunion prévue demain.
    (明日予定している打ち合わせについてご連絡いたしました)

“se permettre de + 動詞” は直訳すると「〜することを自分自身に許す」となりますが、実際には 「差し支えなければ〜します/失礼ながら〜します」 という丁寧表現になります。

“se permettre” は再帰動詞なので、再帰代名詞 se の部分は主語に合わせて変化します。

ポイント
  • je me permets
  • tu te permets
  • il/elle se permet
  • nous nous permettons
  • vous vous permettez
  • ils/elles se permettent

また、“notre réunion prévue demain” の prévue は動詞 prévoir(予定する) の過去分詞です。

ここでは「予定された」という意味で形容詞のように名詞(réunion)を説明しています。réunionは女性名詞・単数なので、過去分詞も性・数一致で prévue(eが付く)となります。

関連表現
  • le devis envoyé hier
    (昨日送った見積書)
  • la réunion fixée à 10 h
    (10時に設定された会議)
  • les documents joints
    (添付された書類)

2. 変更の理由を伝える

日程変更の理由を伝える際は、長々と説明せずに簡潔に伝えるのがポイントです。

例文
  • Malheureusement, un imprévu est survenu.
    (あいにく急な予定が入ってしまいました)

“un imprévu” は、元々は形容詞 imprévu(e)(予期しない)ですが、ここでは名詞化して「想定外の出来事」という意味になります。

survenir は「不意に起こる/ 生じる」を意味する動詞です。また、survenir は複合過去(avoir/être + 過去分詞)において être を助動詞に取るため、“est survenu” となります。

関連表現
  • Une urgence est survenue.
    (緊急の用件が発生しました)
  • Un contretemps est survenu.
    (ちょっとした不都合が生じました)

また、冒頭の “Malheureusement, 〜” のようにクッション言葉(副詞・挿入句)を置くと、角が取れて柔らかい印象になります。

関連表現
  • Malheureusement, …(あいにく/残念ながら)
    → いきなり本題に入るよりも丁寧
  • Je crains que …(恐れ入りますが…)
    → よりフォーマルな印象に
  • En raison de …(〜の都合で)
    → 理由をコンパクトにまとめる表現

3. 変更を依頼する

変更をお願いする場合、直接「変更したい」と言うのではなく、「〜は可能でしょうか?」と許可・可能性を尋ねる形にすると丁寧な印象になります。

例文
  • Serait-il possible de la reporter à un autre jour ?
    (別の日に延期することは可能でしょうか?)

Serait は être の条件法現在・3人称単数形です。条件法は「仮定・控えめ・婉曲」を表し、相手に判断の余地を残す尋ね方になります。

そして “Serait-il possible…” の主語 il は特定の人物を指さない、いわゆる非人称構文(il + 形容詞)となります。

非人称構文により、「(状況として)可能かどうか」という意味合いになり、依頼を「個人に対する要求」ではなく「調整の相談」という控えめな形にできます。

ポイント
  • Pouvez-vous reporter la réunion ?
    (あなたは会議を延期できますか?)
    → やや直接的
  • Serait-il possible de reporter la réunion ?
    (会議を延期することは可能でしょうか?)
    → 詰問のようにならず丁寧な印象に

また、“possible de + 不定詞”で「〜することが可能」となります。

ここでは不定詞の部分が “la reporter”となり、la は文脈上の “la réunion”(その打ち合わせ) を受けています。la は直接目的語代名詞であり、同じ名詞の繰り返しを避けるために使われます。

4. 代替案を提示する

日程変更をお願いする場合は、代替日を具体的に提示することで信頼につながります。

例文
  • Seriez-vous disponible jeudi après-midi ou vendredi matin ?
    (木曜の午後か金曜の午前はいかがでしょうか?)

“être + disponible” は「〜が空いている/都合がつく」という構文です。disponible は「時間が空いている/都合がつく」という意味の形容詞で、人や物を主語にして、状態を表す形になります。

時を表す “jeudi après-midi” / “vendredi matin” は、前置詞なしでそのまま置けます。これは「曜日+時間帯」は副詞的に機能する名詞句として扱われるためです。

返答例
  • Vendredi matin me conviendrait.
    (金曜の午前なら問題ありません)

“convenir à + 人” で「(物事が)人に都合が良い」という意味になります。

ただし、通常は “à + 人” の形ではなく、間接目的語代名詞を使います。“à moi”, “à vous” などは、人を強調する場合にのみ使われます。

ポイント
  • Vendredi matin me conviendrait.
    → me = à moi

まとめ

今回のフランス語フレーズ
  • Je me permets de vous contacter au sujet de ~
    → 連絡の目的を丁寧に伝える表現。
  • Un imprévu est survenu.
    → 理由を簡潔に伝えるフレーズ。
  • Serait-il possible de reporter ~ ?
    → 日程変更を柔らかく依頼する表現。
  • Seriez-vous disponible ~ ?
    → 代替日を提示して相手の都合を確認する言い方。
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