#209 休暇の申請方法を尋ねる|フランス語のビジネスフレーズ

海外の職場では、休暇の取り方や申請手続きが自国と異なることがよくあります。
そのため、休暇を取る前に「どのような手順で申請すればよいのか」「どれくらい前に申請すればよいのか」を確認しておくことが大切です。
ここでは、会話例で登場した表現をもとに、実際のビジネスシーンで使えるフランス語フレーズを解説します。
会話例

Excusez-moi, j’aimerais vous poser une question concernant les congés.
(すみません、休暇についてお聞きしたいことがあります)

D’accord. De quoi s’agit-il ?
(わかりました。どういった内容でしょうか?)

Je voulais savoir comment on fait pour demander des jours de congé ici
(こちらでは休暇はどのように申請すればよいのでしょうか)

En général, il faut remplir un formulaire et l’envoyer au responsable.
(通常は、申請フォームを記入して上司に送ります)

Combien de temps à l’avance faut-il faire la demande ?
(どれくらい前に申請する必要がありますか?)

Idéalement au moins deux semaines à l’avance.
(少なくとも2週間前が理想です)

Merci pour ces informations.
(教えていただきありがとうございます)
1. 休暇について質問する
職場で休暇について質問する場合、次のように尋ねます。
- J’aimerais vous poser une question concernant les congés.
(休暇についてお聞きしたいことがあります)
“J’aimerais 〜” は aimer(好む)の条件法現在で、「もし可能なら〜したい」という控えめな提案表現になります。
“poser une question à quelqu’un” で「〜に質問をする」になります。ここでは「誰に」に当たる部分に間接目的語代名詞 vous(あなたに)が使われています。
そして、congé は「休暇」という意味で、通常は複数形 “les congés” を使います。複数形を使う理由は、「休暇」という制度・枠組みの「総称」として扱うためです。
- les congés:休暇制度や休暇全体を指す
- un congé:1回の休暇を指す
2. 休暇の申請方法を具体的に尋ねる
次に、休暇をどのように申請するのかを尋ねます。
- Je voulais savoir comment on fait pour demander des jours de congé ici.
(こちらでは休暇はどのように申請すればよいのでしょうか)
“Je voulais savoir comment 〜”(〜かどうか知りたくて)と、この文では comment を用いた間接疑問文が使われています。
間接疑問文の場合、“comment + 主語 + 動詞 …” と平叙文の語順になる点に注意が必要です。
- 直接疑問文:質問としてそのまま尋ねる
→ Comment on fait pour demander des jours de congé ?
(どのように休暇申請をしますか?) - 間接疑問文:「〜かどうか知りたい」と、遠回しに尋ねる
→ Je voulais savoir comment on fait pour demander des jours de congé.
(どのように申請するのか知りたかったのですが)
そして、“comment on fait pour + 不定詞?” で「〜するにはどうすれば?」という意味になります。
- Comment on fait pour remplir ce formulaire ?
(このフォームはどう記入しますか?) - Comment on fait pour se connecter au système ?
(システムにどうログインしますか?)
faire は「〜をする」と、さまざまな動作を表せる万能動詞です。
on は不定代名詞で、「人は」「一般的に」「この会社では」など不特定の主体を表すときに使われます。on は3人称単数として扱われるため、faire は3人称単数形の fait になります。
3. 申請の期限やルールを確認する
休暇を申請する際には、どれくらい前に申請する必要があるのか、申請の詳しいルールも合わせて確認します。
1週間前〜数か月前など、会社によって申請の期限に幅があるため、事前の確認が欠かせません。
- Combien de temps à l’avance faut-il faire la demande ?
(どれくらい前に申請する必要がありますか?)
文頭の “Combien de temps” は「どれくらいの期間」を尋ねる定番表現です。
時間の長さを尋ねるだけでなく、「前もって/事前に」を表す “à l’avance” を用いて「どれくらい前に〜する必要があるか」と聞くこともできます。
- Combien de temps faut-il attendre ?
(どれくらい待つ必要がありますか?) - Combien de temps à l’avance dois-je réserver ?
(どれくらい前に予約すべきですか?)
そして、“il faut 〜” は動詞 falloirの3人称単数 faut を使った非人称構文です。
falloir はフランス語で「必要である」「~しなければならない」を表す重要な動詞ですが、普通の動詞と違って、主語は基本的に il のみが使われます。
- Il faut partir maintenant.
(今出発しなければなりません) - Il faut remplir ce formulaire.
(この用紙を記入する必要があります)
非人称構文 “il faut”を使うことで、「一般的に、どれくらい前に申請する必要がありますか?」と、個人の都合ではなく、ルールや一般的な必要性をたずねるニュアンスになります。
例文で比較すると違いが分かりやすいです。
- Quand dois-je faire la demande ?
(私はいつ申請すべきですか?) - Combien de temps à l’avance faut-il faire la demande ?
(一般に、どれくらい前に申請する必要がありますか?)
前者は「私」の行動に焦点があります。後者は「制度・決まり」に焦点があります。そのため、職場の規則を確認する場面では、後者のほうが適切です。
まとめ
- J’aimerais vous poser une question concernant les congés.
→ 休暇について質問する際の丁寧な表現。 - Comment on fait pour demander des jours de congé ?
→ 休暇の申請方法を尋ねるフレーズ。 - Combien de temps à l’avance faut-il faire la demande ?
→ 休暇申請の期限を確認する質問。




