#206 会議で質問する時の表現|フランス語のビジネスフレーズ

会議の場では、内容を正確に理解し、必要に応じて質問することが重要です。
しかし、発言のタイミングや聞き方によっては、議論の流れを止めてしまうこともあります。そのため、フランス語で質問する際は前置きやクッション表現がよく使われます。
ここでは、会議中に質問をする際に役立つフランス語表現を、文法ポイントと合わせて詳しく解説します。
会話例

Excusez-moi, puis-je poser une question concernant le dernier point ?
(すみません、最後の議題について質問してもよろしいでしょうか?)

Oui, bien sûr.
(はい、どうぞ)

Pourriez-vous préciser ce que vous entendez par “réduction des coûts” ?
(「コスト削減」とは具体的にどういう意味でしょうか?)

Il s’agit principalement de diminuer les dépenses liées aux fournisseurs externes.
(主に外部業者に関わる支出を減らすことを指しています)

Je vois. Et à partir de quand cette mesure sera-t-elle mise en place ?
(なるほど。その施策はいつから実施される予定ですか?)

Nous prévoyons de la mettre en œuvre dès le mois prochain.
(来月から実施する予定です)

J’ai compris. Merci pour ces précisions.
(承知しました。ご説明ありがとうございます)
1. 発言前に許可を求める
会議中に質問する場合は、最初に発言の許可を求めることで、場の流れを尊重している姿勢を示せます。
- Puis-je poser une question concernant le dernier point ?
(最後の議題について質問してもよろしいでしょうか?)
“Puis-je ~ ?”は「〜してもよろしいでしょうか?」という、pouvoir(〜できる)を使った丁寧な聞き方です。
“Puis-je poser une question ?” は直訳すると「質問をすることができますか?」ですが、実際は “してもいいですか?”と許可を求める意味で使われます。
- Je peux poser une question ?
→ カジュアル/社内の軽い会議などで使われる。 - Est-ce que je peux poser une question ?
→ 中立〜丁寧な印象。 - Puis-je poser une question ?
→ フォーマル寄り。会議・プレゼン・公式の場向き。
ちなみに pouvoir の1人称単数形は peux ですが、倒置疑問文にする場合は “Peux-je ?” ではなく “Puis-je ?” と特殊な形になる点に注意しましょう。
また、concernant は「〜に関して」の意味で、元々は現在分詞ですが実際には前置詞のように使われます。“concernant + 名詞”の形にすることで、議論のどの部分に関する質問なのかが明確になります。
2. 内容について詳細な説明を求める
会議では抽象的な言葉や専門用語が使われることも多いため、その意味や定義を確認することは非常に重要です。
- Pourriez-vous préciser ce que vous entendez par… ?
(〜とは具体的にどういう意味でしょうか?)
“préciser + 名詞節”は「〜を明確にする/補足する」という意味で、何を明確にするのか、その内容を後ろの節(名詞節)で示す構造になります。
ここでは “préciser ce que …” で「…という内容を明確にする」となり、“ce que 〜” 以降の文が préciser の目的語(= 明確にしてほしい内容)となっています。
“ce que + 文” で「〜すること/〜という内容」という意味になり、文全体がひとつの名詞のように働きます。
そして、動詞 entendre は「聞く」だけでなく、「意図する/意味する」という意味でも使われ、“entendre par + 名詞” で意味・意図を尋ねることができます。
- Qu’est-ce que vous entendez par “réduction des coûts” ?
(「コスト削減」とは具体的にどういう意味ですか?) - Qu’entendez-vous par “optimisation” ?
(「最適化」とはどういう意味ですか?)
「分からない」ではなく、用語の定義を確認しているニュアンスになります。
3. 施策の実施時期を確認する
議題となる施策について、以下のように実施時期を尋ねることで、より建設的な話し合いができます。
- À partir de quand cette mesure sera-t-elle mise en place ?
(この施策はいつから実施される予定ですか?)
“À partir de quand… ?” は「いつから〜?」と時期を尋ねる際に使う構文です。quand は「いつ」、“à partir de” で「〜から」という起点を表します。
また、フランス語では同じ「いつから」でも、ニュアンスが少し違う表現があります。
- À partir de quand… ?
→ 「開始の起点」を確認する(導入・施行のスタート日が知りたい) - Depuis quand… ?
→「いつから(すでに)〜している?」と継続の起点(過去〜現在)を確認する
会議での計画の話では、通常は施策の施行日を示す “à partir de quand” を使います。
また、“sera mise en place”(実施される予定である)では受動態(être + 過去分詞)が使われています。
sera は être の単純未来形・3人称単数、mis(e) は “mettre en place”(実施する/導入する)の動詞 mettre の過去分詞です。ここでは “cette mesure”(女性名詞・単数)に合わせて過去分詞 mis が性・数が一致し、mise となっています。
まとめ
- Puis-je poser une question ?
→ 会議で発言の許可を求める表現。 - Pourriez-vous préciser ce que vous entendez par… ?
→ 内容や用語を明確に確認するための質問。 - À partir de quand… ?
→ 実施時期や予定を確認する表現。




