会話フレーズ
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#197 データの補足説明をする時の表現|フランス語のビジネスフレーズ

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Izumi

会議やプレゼンテーションでは、資料に掲載された数値やグラフについて補足説明を求められる場面がよくあります。

フランス語で説明する際には単に情報を追加するだけでなく、何を示しているのか・なぜ変化しているのか・どう理解すべきかを段階的に伝えることが重要です。

ここでは、会話例の流れに沿って、データについて追加説明をする際に役立つフランス語表現を解説します。

会話例

B
B

Pourriez-vous préciser ce que représente ce chiffre dans le tableau ?
(この表の数字が何を示しているのか、もう少し説明していただけますか?)

A
A

Bien sûr. Ce chiffre correspond aux ventes réalisées au cours du dernier trimestre.
(もちろんです。こちらの数字は直近の四半期に達成した売上を示しています)

B
B

Je vois. Et pourquoi observe-t-on une hausse aussi marquée en juin ?
(なるほど。では、なぜ6月にこれほど大きな増加が見られるのでしょうか?)

A
A

Cette augmentation s’explique par le lancement d’une nouvelle campagne promotionnelle.
(こちらの増加は新しいプロモーションキャンペーンの開始によるものです)

B
B

Cela clarifie la situation. Merci pour ces précisions.
(わかりましたご説明ありがとうございます

1. データの内容を明確にする

補足説明をする際の最初のステップは、その数値やグラフが何を意味しているのかをはっきり伝えることです。

例文
  • Ce chiffre correspond aux ventes réalisées au cours du dernier trimestre.
    (こちらの数字は直近四半期の売上を示しています)

“correspondre à + 名詞” は「〜に対応する/〜を表す」を意味する構文です。

前置詞 à の後は名詞、もしくは名詞句が続きます。動詞を入れる場合は、過去分詞で名詞化したり、“名詞+de 〜” の形にする必要があります。

関連表現
  • correspond à une estimation
    (見積りに対応)
  • correspond à la part du marché
    (市場シェアに対応)
  • correspond à la hausse observée
    (観測された上昇に対応)

また、“les ventes réalisées” は「実現した売上」=「達成された売上」という意味です。

過去分詞(réalisées)が名詞(ventes)を後ろから修飾しており、「〜した/〜された」という情報を短く付け足せます。

関連表現
  • les ventes enregistrées
    (記録された売上)
  • les commandes reçues
    (受領した注文)
  • les coûts estimés
    (見積もりコスト)

注意点として、過去分詞が形容詞のように名詞を修飾するとき、修飾する名詞の性・数に一致させます。

今回の場合、ventes は女性名詞・複数形なので、過去分詞は réalisées(réalisé + e + s)となります。

2. データについて質問を受ける

会議やプレゼンの場では、提示したデータの内容について質問される場面も多くあります。

例文
  • Et pourquoi observe-t-on une hausse aussi marquée en juin ?
    (では、なぜ6月にこれほど大きな増加が見られるのでしょうか?)

“observe-t-on” は、 “on observe”(〜が見られる/観察される)を倒置疑問文にしたものです。動詞が母音で終わり、次の主語が母音で始まる場合、発音を滑らかにするために “-t-” を挿入します。この “-t-” 自体に意味はなく、あくまで発音上のつなぎです。

そして、主語の on は、「私たち」「人は」「一般に」といった不特定の対象を指す不定代名詞です。データ説明の場面では、あえて主語をぼかして、内容に客観的を持たせる効果があります。

ポイント
  • On observe une hausse…
    → (データ上)増加が見られる

このように on を使うことで、数字・事実がデータを客観的に示すニュアンスとなります。

また、“aussi marquée”は「これほど顕著な」という強調の表現です。

marqué(e) は「顕著な/はっきりした」という形容詞で、データ分析でよく使われます。修飾する名詞が “une hausse”(女性名詞)なので、ここでは女性形の marquée になります。

3. 数値の変化の理由を説明する

データの変化を説明する際には、「なぜそうなったのか」という背景や理由を伝えることが重要です。

例文
  • Cette augmentation s’explique par le lancement d’une nouvelle campagne promotionnelle.
    (こちらの増加は、新しいプロモーションの開始によるものです)

s’expliquer は expliquer(説明する)の再帰形で、直訳すると「〜自身を説明する」ですが、実際は「(現象が)〜によって説明される」=「原因が〜である」という客観的な要因説明に使われます。

“par + 名詞” は「〜によって/〜が原因で」という、原因・要因を導く表現です。par の直後に置くのは基本的に名詞(または名詞句)になります。

関連表現
  • par le lancement de ~
    (~の開始によって)
  • par la mise en place de ~
    (~の導入・実施によって)
  • par la hausse de ~ / la baisse de ~
    (~の増加/減少によって)
  • par l’amélioration de ~
    (~の改善によって)

まとめ

今回のフランス語フレーズ
  • Ce chiffre correspond à ~
    → データが何を示しているか説明する際の表現。
  • Et pourquoi observe-t-on une hausse aussi marquée ?
    → データの推移の理由を尋ねる質問。
  • Cette augmentation s’explique par ~
    → 数値の変化の要因を表すフレーズ。

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