#274 賃貸契約の初期費用を確認する|フランス語の生活フレーズ

賃貸物件を契約する際、家賃だけでなく初期費用について確認することも重要です。
保証金や手数料、共益費などが別途必要になることもあり、契約前に内容を明確にしておかないと、後から予想外の出費につながる場合があります。
そこで今回は、賃貸契約の初期費用を確認する場面で役立つフランス語表現について解説していきます。
会話例

Pourriez-vous m’expliquer les frais initiaux de ce logement ?
(この物件の初期費用について教えていただけますか?)

Oui. Il faut payer le premier mois de loyer, le dépôt de garantie et les frais d’agence.
(はい。初月の家賃、保証金、不動産会社への手数料が必要です)

Est-ce qu’il y a des frais supplémentaires ?
(追加費用はありますか?)

Non, tout est inclus dans ce montant.
(いいえ、すべてこの金額に含まれています)

D’accord. Merci pour vos explications.
(わかりました。ご説明ありがとうございます)
1. 初期費用について尋ねる
契約前に初期費用を確認する場合、次のような表現を使います。
- Pourriez-vous m’expliquer les frais initiaux de ce logement ?
(この物件の初期費用について教えていただけますか?)
pourriez は動詞 pouvoir(〜できる)の条件法現在で、Pourriez-vous ~ ? で「〜していただくことは可能でしょうか?」という意味になります。
また、m’expliquer は、me expliquer がエリジオンにより母音が省略された形です。me は「私に」、expliquer は「説明する」という意味なので、m’expliquer les frais initiaux で「初期費用について私に説明する」となります。
frais は「費用」を意味する男性複数名詞で、通常は複数形で使われます。initial は「初期の」という形容詞で、ここでは男性複数名詞 frais に合わせて男性複数形 initiaux になっています。
最後の de ce logement は「この物件の」という意味です。logement は「住居・住宅・物件」を表す語で、アパートだけでなく、部屋や住宅全般を指しています。
- Pourriez-vous me préciser le montant total des frais initiaux ?
(初期費用の合計金額を詳しく教えていただけますか?) - Pourriez-vous me dire ce qui est inclus dans les frais initiaux ?
(初期費用に何が含まれているか教えていただけますか?)
2. 費用の内訳を確認する
初期費用の合計金額だけでなく、その内訳も理解しておくことで、後のトラブルや行き違いを防ぐことができます。
- Il faut payer le premier mois de loyer, le dépôt de garantie et les frais d’agence.
(初月の家賃、保証金、不動産会社への手数料が必要です)
“Il faut + 不定詞” は、「〜する必要がある」という意味の表現です。ここでの il は特定の人を指す主語ではなく形式主語となります。
この表現は、個人の意思というよりも、ルール・条件・手続きとして必要なことを説明するときによく使われます。今回の文では、話し手が「支払ってほしい」と個人的に言っているというよりも、物件契約の条件として「これらを支払う必要がある」と説明しています。
- Il faut prévoir environ deux mois de loyer.
(家賃2か月分ほどを見込んでおく必要があります) - Il faut aussi payer les charges.
(共益費も支払う必要があります)
また、動詞 payer(支払う)の後ろに複数の名詞を並べることで、「A、B、Cを支払う」という形を作ることができます。
例文では、初月の家賃、保証金・敷金、手数料の3つの費用項目が、すべて payer の目的語になっています。
- le premier mois de loyer
(初月の家賃) - le dépôt de garantie
(保証金・敷金) - les frais d’agence
(不動産会社への手数料/仲介手数料)
このように、フランス語では同じ動詞に対して複数の目的語を並べることで、支払うべき項目をまとめて説明できます。
3. 追加費用がないか確認する
賃貸契約では、家賃や保証金だけでなく、清掃費や管理費などが別途かかる場合があります。そのため、提示された金額以外に追加費用が発生しないかを確認しておくことも大切です。
- Est-ce qu’il y a des frais supplémentaires ?
(追加費用はありますか?)
il y a ~ は、「〜がある / 存在する」という意味の表現です。英語の there is / there are に相当し、何かの有無を確認するときによく使われます。
ここでは、文頭に Est-ce que を付けることで、「〜がありますか?」という疑問文になっています。
frais は「費用・料金」という名詞で、常に複数形で使われます。そのため、不定冠詞も des になります。
また、supplémentaire は「追加の」という意味の形容詞です。フランス語では形容詞が名詞の性・数に一致するため、例文では複数名詞 frais に合わせて複数形の supplémentaires になっています。
- Y a-t-il des frais supplémentaires ?
(追加費用はありますか?) - Est-ce que tout est inclus dans le prix ?
(料金にはすべて含まれていますか?)
まとめ
- Pourriez-vous m’expliquer les frais initiaux de ce logement ?
→ Pourriez-vous 〜? で初期費用について丁寧に尋ねる。 - Il faut payer le premier mois de loyer, le dépôt de garantie et les frais d’agence.
→ “Il faut + 不定詞” を用いて契約時の費用を説明する。 - Est-ce qu’il y a des frais supplémentaires ?
→ 追加費用の有無を確認する。




