#267 オンライン会議で音声トラブルを伝える|フランス語のビジネスフレーズ

オンライン会議では、音声が聞こえない・マイクが反応しないなど、思わぬ音声トラブルが起こることがあります。
もしトラブルが起きた場合は、問題の内容を具体的に伝えたり、相手に確認をお願いするなど、落ち着いて対処することが大切です。
そこで今回は、実際の場面を想定した会話例に沿って、オンライン会議で音声トラブルを伝える際に役立つフランス語表現を解説します。
会話例

Excusez-moi, je crois qu’il y a un problème de son.
(すみません、音声に問題があるようです)

Ah bon ? Vous ne m’entendez pas ?
(そうなんですか?こちらの声が聞こえませんか?)

Je vous entends à peine, le son coupe souvent.
(かろうじて聞こえますが、音声がよく途切れています)

D’accord, je vais vérifier mon micro. Est-ce mieux maintenant ?
(わかりました。マイクを確認します。今は良くなりましたか?)

Oui, c’est beaucoup mieux. Merci.
(はい、かなり良くなりました。ありがとうございます)

Parfait, on peut continuer la réunion.
(よかったです。会議を続けましょう)
1. 問題が起きたことを伝える
オンライン会議で音声トラブルが起きた時は、まず落ち着いて相手と状況を共有します。
- Excusez-moi, je crois qu’il y a un problème de son.
(すみません、音声に問題があるようです)
excusez-moi は「すみません」「失礼します」という意味で、会話を切り出すときや、問題を伝える前のクッション表現として使います。
また、je crois que ~ で「〜だと思います」になります。croire は本来「信じる」を表す動詞ですが、会話では je crois que ~ の形で「〜だと思います」「〜のようです」と、断定を避けながら意見を伝える表現としてよく使われます。
- Il y a un problème de son.
(音声に問題があります)
→ やや直接的な言い方になる。 - Je crois qu’il y a un problème de son.
(音声に問題があるようです)
→ 「私の方ではそう感じます」という柔らかいニュアンスになる。
そして、il y a ~ は「〜がある」という表現です。ここでは un problème de son(音声の問題)を続けることで、音声トラブルが起きていることを伝えています。
2. 状況を具体的に説明する
次に、どのような音声トラブルが起きているのか、現在の状況を具体的に説明します。
- Je vous entends à peine, le son coupe souvent.
(かろうじて聞こえますが、音声がよく途切れています)
entendre は「音が耳に入ってくる」という意味で、受動的に音が聞こえる状態を示しています。
似た意味を持つ動詞として écouter がありますが、こちらは「意識的に聴く」「耳を傾ける」という能動的なニュアンスとなるため、entendre と écouter の使い分けには注意が必要です。
また、à peine は「わずかに」「ほんの少し」を表す副詞です。entendre と一緒に使うことで「かろうじて聞こえる」となり、音声が完全には切れていないものの聞き取りづらい状態を表すことができます。
- Je vous entends mal.
(よく聞こえません) - Je ne vous entends pas du tout.
(まったく聞こえません)
次に、le son coupe souvent で「音がよく途切れます」という意味になります。
couper は本来「切る」という動詞ですが、音声や通信の文脈では「途切れる」というニュアンスで使われます。
さらに、「よく」「頻繁に」と頻度を表す副詞 souvent を続けることで、より具体的に状況を説明しています。
3. 相手の方で確認してもらう
会話例では、音声トラブルに対して相手の方で対応してもらい、その結果を確認する流れとなっています。
- Je vais vérifier mon micro. Est-ce mieux maintenant ?
(マイクを確認します。今は良くなりましたか?)
je vais vérifier で「これから確認する」となり、ここでは “aller + 不定詞” という近接未来の形が使われています。
近接未来は「これから〜する」「今から〜する」という、近い未来の動作や予定を表す構文で、例文では「今すぐにマイクを確認します」という意思を示しています。
そして、Est-ce mieux maintenant ? で「今は良くなりましたか?」と、状況が改善したか相手に確認する表現です。ここでは「より良い」を表す比較級 mieux を用いて、音声の状態が前より良くなったかを尋ねています。
- C’est mieux ?
(良くなりましたか?) - Vous m’entendez mieux ?
(前よりよく聞こえますか?) - Le son est meilleur maintenant ?
(今は音声が良くなりましたか?)
注意点として、mieux は副詞として動詞を修飾し、「状態・動作がより良い」という意味で使います。
一方、meilleur は形容詞であり、名詞を修飾して「物や品質がより良い」という意味を表します。
まとめ
- Je crois qu’il y a un problème de son.
→ 音声トラブルを丁寧に伝える。 - Je vous entends à peine.
→ 音声が聞こえにくい状況を具体的に説明する。 - Le son coupe souvent.
→ 動詞 couper を用いて、音声が途切れる状態を表す。 - Je vais vérifier mon micro
→ 近接未来(aller + 不定詞)で、「これから〜します」を表す。




