#243 メガネの修理を頼む|フランス語の生活フレーズ

普段からメガネを使っていると、フレームのゆがみやネジのゆるみなど、修理が必要になる場面があります。
その場合は眼鏡店に足を運び、不具合の箇所を説明しながら修理をお願いする必要があります。
そこで今回は、メガネの修理を頼む際に使えるフランス語表現を、会話例の流れに沿って解説していきます。
会話例

Excusez-moi, je voudrais faire réparer mes lunettes.
(すみません、メガネを修理していただきたいのですが)

Bien sûr. Quel est le problème ?
(かしこまりました。どのような問題がありますか?)

La branche est un peu tordue et la vis est desserrée.
(テンプルが少し曲がっていて、ネジもゆるんでいます)

D’accord. Nous pouvons ajuster la monture et resserrer la vis.
(わかりました。フレームを調整して、ネジを締め直します)

Parfait. Est-ce que cela prendra longtemps ?
(ありがとうございます。時間はどれくらいかかりますか?)

Cela prendra environ dix minutes.
(10分ほどで終わります)

Très bien, merci beaucoup.
(わかりました、ありがとうございます)
1. 修理を依頼する
来店時には、次のようにしてメガネの修理を依頼します。
- Je voudrais faire réparer mes lunettes.
(メガネを修理していただきたいのですが)
“je voudrais” は動詞 vouloir の条件法現在で、「〜したいのですが」「〜をお願いしたいのですが」という控えめで丁寧な希望を表します。
そして、“faire réparer” は “faire + 不定詞” の形で、「誰かに〜してもらう」という意味を表します。ここでの動詞 faire は「〜する」という意味ではなく、使役の用法で使われています。
この違いは重要で、例えば “Je voudrais réparer mes lunettes.” だと、「自分でメガネを修理したい」という意味になり、店員に依頼する表現としてはやや不自然になります。
一方で、眼鏡店で言いたいのは「お店の人に修理してもらいたい」なので、“Je voudrais faire réparer mes lunettes.” と表します。
- Je voudrais réparer 〜
→ (自分で)修理する - Je voudrais faire réparer〜
→ (相手に)修理してもらう
2. 不具合について説明する
修理をお願いする際には、どの部分にどのような不具合があるのかを具体的に伝えることが大切です。
- La branche est un peu tordue et la vis est desserrée.
(テンプルが少し曲がっていて、ネジもゆるんでいます)
“La branche est tordue.” の tordue は、動詞 tordre(曲げる)の過去分詞です。
ここでは “un peu”(少し)を入れることで、「完全に壊れているわけではないものの、少し不具合がある」と問題の程度を控えめに伝えています。
- un peu tordue
(少し曲がっている) - un peu desserrée
(少し緩んでいる) - un peu abîmée
(少し傷んでいる)
また、“La vis est desserrée.” の desserré(e) は、動詞 desserrer(緩める)の過去分詞です。ここでは女性名詞単数 “La vis” に性・数が一致し、desserrée となっています。
tordue や desserrée は元々は動詞の過去分詞ですが、ここでは「曲がった」「ゆるんだ」という状態を表す形容詞のように使われています。
つまり、tordue / desserrée は形としては過去分詞ですが、文中では「状態」を表す形容詞用法として使われています。
3. 修理の時間を確認する
修理をお願いした後は、以下のように所要時間を確認すると、その後の予定が立てやすくなります。
- Est-ce que cela prendra longtemps ?
(時間はどれくらいかかりますか?)
主語の cela(それ)は、ここでは「修理にかかる時間や作業全体」を指しています。
そして prendra は、動詞 prendre の単純未来形・3人称単数です。prendre は「取る」という意味に加えて、時間について話すときには 「(時間が)〜かかる」 という意味でも使われます。
また、ここではまだ始まっていない修理について、話し手が「時間はどれくらいかかるか」と見込みを尋ねているため、単純未来形が使われています。
- Cela prendra dix minutes.
(10分ほどかかります) - La réparation prendra un peu plus de temps.
(修理にはもう少し時間がかかります) - Nous finirons la réparation cet après-midi.
(本日の午後には修理を終える予定です)
このようにフランス語の単純未来形は、未来の出来事だけでなく、ある程度見込みのある予定や予測を表すときにも使われます。
まとめ
- Je voudrais faire réparer mes lunettes.
→ “faire + 不定詞” で修理を丁寧に依頼する。 - La branche est tordue / La vis est desserrée.
→ 問題の箇所を具体的に説明する。 - Est-ce que cela prendra longtemps ?
→ 所要時間を確認するフレーズ。





