#28 スーパーで買い物をする時の会話例|フランス語の買い物フレーズ

フランスに滞在すると、スーパーマーケットで買い物する機会も多くなります。
レストランと違ってスーパーが日常的に利用するため、簡単なフレーズでも言えるようにしておくと非常に役立ちます。
ここでは、商品を探す、値段を聞く、支払いをする、といった典型的なやり取りを例に、スーパーでよく使うフランス語表現を詳しく解説します。
会話例

Excusez-moi, où sont les fruits et légumes ?
(すみません、野菜と果物はどこにありますか?)

Ils sont au fond du magasin, à droite.
(お店の奥、右手にありますよ)

Merci. Combien coûte ce paquet de pâtes ?
(ありがとうございます。このパスタ1袋はいくらですか?)

Deux euros cinquante.
(2ユーロ50です)

Est-ce que je peux payer par carte ?
(カードで支払えますか?)

Oui, bien sûr.
(はい、もちろんです)
1. 商品の場所を尋ねる表現
スーパーでは広い店内で商品を探すことが多いので、「〜はどこにありますか?」という質問は必須です。
- Où est le lait ?
(牛乳はどこにありますか?) - Où sont les fruits et légumes ?
(果物と野菜はどこにありますか?)
ポイントとして、単数名詞には “Où est 〜?”、複数名詞には “Où sont 〜?” を使います。
例えば、パン(le pain)やバター(le beurre)は単数扱いなので “Où est 〜?” を使い、果物や野菜などの複数カテゴリーには “Où sont 〜?” という区別になります。
また、実際の会話では冒頭に “Excusez-moi”(すみません)を添えると丁寧な印象になります。
2. 値段を尋ねる時の表現
フランス語で「いくらですか?」を聞く時は、次の2つがよく使われます。
- Combien coûte 〜?
(〜はいくらですか?) - C’est combien ?
(いくらですか?)
“C’est combien ?” の方がカジュアルな言い方で、スーパーではこちらがよく使われます。
また、以下のような単位を覚えておくと、特定の商品を指して質問しやすくなります。
- paquet(袋・パック)
- bouteille(ボトル)
- boîte(箱・缶)
3. 支払い方法を確認する表現
レジでのやり取りでは、支払い方法を聞いたり伝えたりする必要があります。
- Je peux payer par carte ?
(カードで支払えますか?) - Je peux payer en espèces ?
(現金で払えますか?)
また、最近のスーパーでは小額の買い物に対して「10ユーロ以下はカード不可」といったルールがあることもあるので、この質問は実用性が高いです。
4. 値段と数字の使い方
フランスでの買い物では、フランス語における値段表記のルールを理解することが重要です。
日本との大きな違いとして、フランス語の価格表記では「小数点」をコンマ(,)で表します。
- 2,50 € → deux euros cinquante
=2ユーロ50 - 15,20 € → quinze euros vingt
=15ユーロ20
centimes(サンティーム:ユーロの補助単位)は日常会話では省略されることが多く、“deux euros cinquante” だけで通じます。
まとめ
- Où est / Où sont 〜?
→ 商品の場所を尋ねる基本表現。 - Combien coûte 〜? / C’est combien ?
→ 値段を尋ねるときの定番フレーズ。 - Je peux payer par carte / en espèces ?
→ 支払い方法の確認。 - 数字+ユーロ表現(deux euros cinquante など)に慣れておく。




