#8 休日の過ごし方を話す時の表現|フランス語の生活フレーズ

友人や同僚との会話で「週末はどう過ごしているの?」という話題は、フランス語でも非常にポピュラーです。
趣味や習慣、リラックス方法を共有することで、相手との距離がぐっと近づきます。
ここでは、週末の予定や日常的な過ごし方をフランス語で伝えるための表現と文法を学びます。
会話例

Qu’est-ce que tu fais le week-end en général ?
(普段、週末は何してるの?)

Le samedi, je fais un peu de ménage et je vais faire les courses.
(土曜日は、少し掃除して買い物に行くよ)

Et le dimanche ?
(日曜日は?)

Le dimanche, je me repose et je fais une balade au parc.
(日曜日はゆっくり休んで、公園を散歩するよ)

C’est bien de prendre du temps pour soi.
(自分の時間を持つのって大事だよね)

Et toi, tu fais quoi le week-end ?
(君は週末どうしてるの?)

Je regarde souvent des films ou je lis un roman.
(よく映画を観たり、小説を読んだりしてるよ)
1. 疑問文 “Qu’est-ce que ~ ?” の構造
フランス語には複数の疑問文の作り方がありますが、“Qu’est-ce que ~ ?” は扱いやすい疑問文です。
「Qu’」は疑問代名詞 que(何)の短縮形です。“est-ce que” は直訳すれば「これは〜か?」のような構造で、疑問文を作る定型表現です。
「Qu’ + est-ce que + 主語 + 動詞…?」のように、「主語→動詞」と普通の平叙文と同じ語順をそのまま使えるのが特徴です。
2. “faire + 名詞“ で「〜をする」
フランス語では、動詞 faire(する、行う) を使って、さまざまな日常的な活動を表現することができます。
日本語の「〜をする」と同じように非常に汎用性が高く、会話でよく使われます。
- faire le ménage.(掃除をする)
- faire la cuisine.(料理をする)
- faire la vaisselle.(食器を洗う)
- faire les courses.(買い物をする:日用品・食料品など)
- faire du sport.(スポーツをする)
3. 「少し〜する」を意味する “un peu de”
“un peu de ~” という表現を加えることで、「ちょっとだけ〜する」「少しの〜をする」と、控えめに話すことができます。
- Je fais un peu de ménage.
(少し掃除をします)
これは丁寧な印象を与える言い方で、フランス語でもよく使われます。
4. 「散歩・お出かけ」を表す表現
“faire une balade” は「散歩する」「ぶらっと出かける」という意味のカジュアルな表現です。
よりフォーマルに言いたい場合は、“faire une promenade” と表現します。
また、「どこを散歩するのか」を言いたいときは、以下のように続けます:
- faire une balade au parc(公園を散歩する)
- faire une balade en ville(街を散策する)
5. 不定詞構文:C’est bien de + 動詞句
“C’est bien de ~” は「〜するのは良いことだという感想・評価を表す定型句です。
文法的には不定詞句(de + 動詞原形)を主語として扱います。
- C’est bien de prendre du temps pour soi.
(自分の時間を持つのって大事だよね)
→ 不定詞句 “de prendre du temps pour soi.”(自分の時間を持つ)が主語。
また、pour soi の「soi」は不特定の主語(一般の人・人間全体)を指します。具体的な相手が決まっているときは moi / toi / lui / elle に変化します。
まとめ
- Qu’est-ce que tu fais le week-end en général ?
→ 「普段、週末は何してるの?」という質問。 - Je fais le ménage / les courses
→ 家事を表す日常の定番表現。 - Je me repose / je fais une balade
→ リラックスや散歩の言い方。 - prendre du temps pour soi
→ 「自分のための時間を取る」という表現。 - souvent / parfois などの副詞を使うと、行動の頻度を自然に伝えられる。




