#13 料理について話す時の表現｜フランス語の生活フレーズ

友人や家族との会話で「料理、するの？」「どんなもの作るの？」という話題はとても一般的です。

自分の趣味や生活スタイルを共有するためにも、料理に関する語彙や表現を身につけておくと便利です。

今回は料理に関するフランス語の基本的な語彙や表現、関連する文法ポイントについて、自然な会話例とともに学んでいきます。

会話例

A

Tu cuisines souvent chez toi ?
（家でよく料理するの？）

B

Oui, j’aime bien cuisiner des plats maison.
（うん、手作り料理が好きなんだ）

A

Qu’est-ce que tu sais préparer ?
（何が作れるの？）

B

Je fais souvent des pâtes, des soupes, et parfois des desserts.
（パスタやスープをよく作るし、ときどきデザートも作るよ）

A

Moi, je ne cuisine presque jamais…
（私は、ほとんど料理しないなぁ…）

B

C’est dommage ! Tu veux que je t’apprenne une recette facile ?
（それはもったいない！簡単なレシピ、教えてあげようか？）

1. 「料理する」を意味する動詞：cuisiner / faire

「料理する」と言いたいとき、まず覚えておきたいのが cuisiner という動詞です。

cuisiner は「料理という行為全体」を指します。

この動詞は他動詞でもあり、後ろに料理名を続けることもできます。

一方で、faire（作る、する） はフランス語において非常に多用途な動詞です。

料理の文脈では「〇〇を作る」という意味で使われます。

faire は「特定の料理を作ること」に焦点が当たっており、cuisiner よりも具体的な行動を表します。

実際には、cuisiner よりもこちらの「faire + 料理名」 の方が会話では自然な場面も多いです。

2. 好きな行動を表す基本表現

フランス語では、「〜するのが好き」と言いたいときに 「aimer + 不定詞（動詞の原形）」 を使います。

aimer bien にすると、好意の程度を少し和らげた「わりと好き」「まぁまぁ好き」といったニュアンスになります。

3. 「〜できる／作れる」の表現

「知っている」を意味する動詞 savoir は、「〜することができる」「〜する能力・技術がある」という意味も持っています。

そして、動詞 savoir を可能表現として使う際は、“savoir + 不定詞”（〜をできる）という構文になります。

この構文は、実際に自分がスキルを持っていることを伝えるときに便利です。

4. 頻度を表す副詞：souvent / parfois など

会話で「よく」「たまに」「ときどき」などの頻度を表現したいときは、副詞を使います。

フランス語では、動詞の直後に頻度副詞を置くのが基本です。

5. 申し出や提案：vouloir que + 接続法

フランス語で「〜してほしい」「〜してもらいたい」という意志や希望を表すとき、vouloir（〜を望む、欲する）という動詞を使います。

この vouloir のあとに que（接続詞） を伴って別の主語が続く場合、その後の動詞は接続法の形を取るのがルールです。

接続法は「話し手の感情・意志」などを表す動詞形です。基本的には現在形に似ていますが、動詞ごとに独自の変化があります。

apprendre（第3群不規則動詞） の接続法現在活用：

まとめ