#7 家族について話す時の表現|フランス語の生活フレーズ

初対面の相手や友人との会話で、自分の「家族構成」や「家族との関係」について話す機会はよくあります。
自己紹介の一部として、兄弟の人数や家族の仕事・趣味などを簡単に伝えられると、相手との距離がぐっと縮まります。
今回はフランス語で家族構成を伝える基本表現、家族について質問する言い回し、職業や年齢などを紹介する際の便利なフレーズを解説します。
会話例

Tu as des frères ou des sœurs ?
(兄弟や姉妹はいるの?)

Oui, j’ai deux frères et une sœur. Et toi ?
(うん、兄が2人と妹が1人いるよ。君は?)

Moi, je suis fils unique.
(僕は一人っ子なんだ)

Tes parents habitent à Paris ?
(君のご両親はパリに住んでるの?)

Non, ils habitent à Lyon.
(ううん、リヨンに住んでるよ)

Tu leur rends souvent visite ?
(よく会いに行ってるの?)

Oui, j’y vais une fois par mois.
(うん、月に1回は行くよ)
1. “avoir+名詞” で「〜がいる」
フランス語では、家族の有無を尋ねたり伝えたりするときに、avoir(持っている)という動詞を使います。
- Tu as des frères ou des sœurs ?
(兄弟や姉妹はいるの?)
“Tu as des frères ou des sœurs ?” の des は不定冠詞の複数形で、数を指定せず「何人かの兄弟姉妹」という意味合いです。
回答の際は、「数詞+名詞」で説明します。
- deux frères(兄2人)
- une sœur(妹1人)
2. “être+名詞+形容詞” の表現
fils unique / fille unique は「一人っ子」を意味する“名詞+形容詞”のセットです。
- Moi, je suis fils unique.
(僕は一人っ子なんだ)
主語には être(〜である) を使って、“je suis fils unique.”(私は一人っ子です)と自分の状態や特徴を表現します。
また、“Je suis un fils unique.”のように、冠詞を入れるのは誤用です。
さらに fils(フィス)と fille(フィーユ) は綴りに対して発音が似ているため、聞き取りの際は注意しましょう。
3. “habiter à + 地名” で「〜に住んでいる」
動詞 habiter(住む) の後には、場所を示す表現が続きます。都市名には前置詞 à を使うのが基本です。
- Je habite [à Paris / à Tokyo / à Lyon]
(私は、[パリ/東京/リヨン]に住んでいます)
また、国名などでは en France / au Japon など、国の性・数に応じて前置詞が変化する点にも注意が必要です。
4. 人に会いに行く・訪ねる
“rendre visite à +人” で、「人に会いに行く・訪ねる」というフレーズとなります。
- Tu leur rends souvent visite ?
(よく会いに行ってるの?)
頻度を表す副詞 souvent(よく)は、動詞のあとに置くのが一般的です。
まとめ
- Tu as des frères ou des sœurs ?
→ 家族構成の質問。 - J’ai deux frères et une sœur.
→ 数詞+複数名詞の基本形。 - Je suis fils/fille unique.
→ 性別に合わせて使い分ける。 - Ils habitent à + 地名.
→ 「〜に住んでいる」という表現。都市名には à を使う。




