#70 上司に休暇を申請する時の表現|フランス語のビジネスフレーズ

上司に休暇をお願いするときは、直接的すぎない表現を選ぶのがポイントです。
単に「休みます」と伝えるのではなく、「申請する」「お願いする」という姿勢を表すことで、丁寧な印象になります。
ここでは、休暇を依頼する際のフランス語表現を、文法と例文を交えて解説します。
会話例

J’aimerais prendre quelques jours de congé la semaine prochaine.
(来週、少し休暇をいただきたいのですが)

D’accord. Tu as déjà choisi les dates ?
(わかりました。もう日程は決めましたか?)

Oui, du lundi au mercredi, si c’est possible.
(はい、月曜から水曜までを希望しています)

Très bien. Je note ta demande et je te confirme demain.
(了解です。申請を控えておきます。明日確認してお知らせしますね)

Merci beaucoup, je vous remercie de votre compréhension.
(ありがとうございます。ご理解に感謝いたします)
1. 「休暇を取りたい」を表す基本表現
フランス語で「休暇を取る」は “prendre des congés” と言います。
- Je prends des congés en août.
(私は8月に休暇を取ります)
これを依頼の形にするには、次のような表現を使います。
- J’aimerais prendre quelques jours de congé.
(数日の休暇を取りたいのですが) - Je voudrais prendre une semaine de congé.
(1週間の休暇をお願いしたいのですが)
j’aimerais(〜したいと思います)は控えめで丁寧な響きを持ちます。“je voudrais”(〜したいのですが) も柔らかい依頼の形です。
一方で “je veux”(〜したい)は直接的すぎるため、上司に対しては避けた方が無難です。
2. 日程の伝え方
休暇の希望日を明確に伝えるには、“du … au …”(〜から〜まで)という表現を使います。
- du lundi au mercredi
(月曜日から水曜日まで) - du 10 au 15 juillet
(7月10日から15日まで)
曜日や日付を入れ替えれば、さまざまな日程を表現できます。
また、フランス語の曜日は lundi, mardi, mercredi… のように小文字で始めます。
3. 丁寧さを加える表現
上司にお願いする場合は、相手の立場を尊重するフレーズを添えましょう。
- si c’est possible
(もし可能でしたら) - je vous remercie de votre compréhension
(ご理解ありがとうございます)
これらを組み合わせると、丁寧な印象を与えることができます。
4. 上司の返答に備える
休暇の可否の返答について、以下のような承認や調整のフレーズがよく使われます。
- D’accord.(わかりました)
- Je note ta demande.(申請を控えておきます)
- Je te confirme demain.(明日確認してお伝えします)
5. 感謝の表現
お願いした後は、しっかりと感謝を伝えましょう。
- Merci beaucoup.
(ありがとうございます) - Je vous remercie de votre compréhension.
(ご理解ありがとうございます)
merci だけでも十分ですが、“merci beaucoup” と強調したり、動詞 comprendre(理解する)を使ったフレーズを加えると、ビジネスらしい丁寧さになります。
まとめ
- prendre des congés
→ 「休暇を取る」という基本表現。 - j’aimerais / je voudrais
→ 「〜したいのですが」と丁寧に依頼。 - du … au …
→ 「〜から〜まで」の日程を明確に伝える。 - si c’est possible / merci de votre compréhension
→ お願い&感謝の表現。 - 上司の返答パターン(D’accord / Je note / Je confirme)を理解しておくと安心。




