会話フレーズ

#59 商談を承諾する時の表現|フランス語のビジネスフレーズ

image
Izumi

ビジネスのやり取りでは、相手の提案や依頼に対して承諾する場面が出てきます。

単に Oui(はい)と答えるだけではなく、丁寧で前向きなニュアンスを加えることで、信頼関係を深めることができます。

ここでは、商談を承諾する際によく使われるフランス語表現と、その文法的な仕組みを詳しく見ていきます。

会話例

A
A

Nous vous proposons de signer le contrat dès la semaine prochaine.
(来週から契約を進めさせていただければと思います)

B
B

Oui, cela nous convient parfaitement.
(はい、それで問題ありません)

A
A

Est-ce que jeudi matin vous conviendrait pour la signature ?
(木曜の午前に署名するということでよろしいでしょうか?)

B
B

Très bien, jeudi matin me convient.
(承知しました。木曜の午前で結構です)

A
A

Parfait, merci pour votre disponibilité.
(承りました。ご都合を合わせていただきありがとうございます)

B
B

Avec plaisir, à jeudi.
(こちらこそ、木曜日にお会いしましょう)

1. 「承諾する」を表す動詞 convenir

フランス語で「承諾する/都合が合う」というニュアンスを表す便利な動詞が “convenir” です。

  • Cela me convient.
    (それで問題ありません)

convenir は直訳すると「〜に適している/〜に合っている」という意味で、ビジネス会話では「承知しました」「異存ありません」に相当します。

また、cela は「その提案/条件/日程」といった相手の提示内容を指します。

2. 日程や条件を承諾する表現

商談では日程調整や契約条件への同意を伝えることが多いです。

  • Jeudi matin me convient.
    (木曜の午前で問題ありません)
  • Cette date est parfaite pour nous.
    (この日程は私たちにとって最適です)

ここで使われている parfait(e) は「完璧な」という意味ですが、ビジネス会話では「ちょうど良い」「理想的」といったニュアンスで使われます。

3. 丁寧に承諾する短いフレーズ

承諾をよりスマートに伝えるために、短い定型句を覚えておくと便利です。

  • Très bien.(承知しました/よろしいです)
  • Parfait.(完璧です/問題ありません)
  • Avec plaisir.(喜んで/ぜひ)

それぞれニュアンスが少し異なります:

  • Très bien → 中立的で落ち着いた承諾。
  • Parfait → 強い賛同、積極的な承諾。
  • Avec plaisir → 親しみや柔らかさを含む快諾。

状況に応じて上手に表現を使い分けることがポイントです。

4. 承諾後の次のステップを確認する

承諾したあとには、次の段階を確認する一言を添えると実務的で好印象です。

  • Pourriez-vous m’envoyer le contrat cette semaine ?
    (今週中に契約書を送っていただけますか?)
  • Nous confirmons donc la réunion pour jeudi matin.
    (それでは木曜午前の打ち合わせで確定いたします)

このように「承諾+確認」の流れを意識すると、ビジネス上のやり取りがスムーズになります。

まとめ

  • convenir
    → 「〜に都合が合う/〜に適している」という動詞。
  • Cela me convient / Cela nous convient
    → 「問題ありません/承知しました」を意味する表現。
  • Très bien / Parfait / Avec plaisir
    → ニュアンスを調整できる承諾フレーズ。
記事URLをコピーしました