【フランス語文法#6】エリジオン
Izumi フランス語の庭
フランス語では、名詞に「誰のものか」を示すために所有形容詞を使います。
英語にもmy, your, his, herといった所有を示す語がありますが、フランス語では名詞の性(男性・女性)と数(単数・複数)によって形が変化する点に注意が必要です。
このレッスンでは、所有形容詞の基本ルールと例外、そして自然な使い方を学び、正しい文を作れる力を養います。
所有形容詞は、名詞が誰に属しているかを示すために名詞の前に置かれる形容詞です。
英語のmy, your, his, herなどに相当しますが、フランス語では名詞の性(男性・女性)と数(単数・複数)に合わせて形を変える必要があります。
人称 | 男性単数 | 女性単数 | 複数 |
---|---|---|---|
je(私) | mon | ma | mes |
tu(君) | ton | ta | tes |
il / elle(彼/彼女) | son | sa | ses |
nous(私たち) | notre | notre | nos |
vous(あなた/あなたたち) | votre | votre | vos |
ils / elles(彼ら/彼女たち) | leur | leur | leurs |
英語のように持ち主の性別に合わせるのではなく、所有形容詞は名詞の性(男性・女性)と数(単数・複数)によって決まります。
重要なのは、持ち主(主語)の性別ではなく、修飾する名詞側の性と数に応じて変化するという点です。
母音または無音のhで始まる女性名詞の場合は、発音をなめらかにするために「mon, ton, son」を使います。
複数名詞に対しては、性別に関係なく複数形(mes, tes, ses, nos, vos, leurs)が使われます。
フランス語の所有形容詞(mon, ma, mes など)は、必ず名詞と一緒に使われることがルールです。
所有形容詞単独では意味を成さず、文として成立しないので注意しましょう。