Que + 接続法現在|フランス語の祈願表現の使い方
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フランス語では、感情や気持ちを表すときに「形容詞 + que + 文」という構文をよく使います。
特に「être + 感情形容詞 + que」は、喜び・悲しみ・驚きなど様々な感情を伝えるための基本形です。この構文はしばしば接続法と一緒に使われるため、文法的な注意点もあります。
ここでは、フランス語の代表的な感情表現の構文、その使い方を具体例と共に解説します。
フランス語で感情を表すときによく使われるのが、「主語 + être + 感情形容詞 + que + 主語 + 動詞」という形です。
このとき、que 以下の動詞は接続法現在もしくは接続法過去になるのが原則です。これは、感情表現が「事実」ではなく「話し手の主観や感情的評価」を表すためです。
感情表現に接続法が伴うのは、話し手が述べているのが客観的な事実ではなく、「そうであることに対する感情」であるからです。
直説法は単に事実を述べるのに対し、接続法は事実かどうかに関係なく、そのことに対してどう感じているかを示します。
感情の対象/出来事が現在または未来の場合は、接続法現在を使用します。
一方で、感情の対象/出来事がすでに起こっていた場合、接続法過去を使います。
もし、感情の主体と que 以下の行為者が同じであれば、「que + 接続法」ではなく「de + 不定詞」を使います。
この場合、感情表現の主語と行為の主語が一致しているため、2つの節を作る必要がなく、より簡潔な不定詞構文になります。
以下に、感情を表す際によく使われる形容詞を紹介します。主語が女性の場合、形容詞も女性形(語末に -e)になります。