#187 ワインをテイスティングする時の表現|フランス語の食事フレーズ

ワイナリーやレストランを訪れた時に、ワインをテイスティングする機会があります。
テイスティングをする場合、好みのワインを説明したり、味の感想を伝えるフランス語表現を知っておくと安心です。
ここでは、ワインのテイスティングの場面で使えるフランス語表現を、文法ポイントとともに解説します。
会話例

C’est ma première dégustation de vin. Pourriez-vous me conseiller quelque chose ?
(ワインのテイスティングは初めてなのですが、おすすめを教えていただけますか?)

Bien sûr. Préférez-vous un vin rouge, blanc ou rosé ?
(もちろんです。赤・白・ロゼのどれがお好みですか?)

Je préfère quelque chose de plutôt léger et fruité.
(どちらかというと軽めでフルーティーなものが好みです)

Dans ce cas, je vous propose ce vin blanc. Il est très aromatique et facile à boire.
(それでしたら、この白ワインがおすすめです。香りが豊かで飲みやすいですよ)

Merci. Est-ce qu’il vient de cette région ?
(ありがとうございます。この地域のワインですか?)

Oui, il est produit localement.
(はい、地元で生産されたものです)

Ah, d’accord ! Alors, je vais goûter.
(そうなんですね!それではいただきます)
1. テイスティング初心者であることを伝える
テイスティングのスタッフは、相手がワイン好きか初心者かで説明の内容を調整します。
そのため、最初に初心者だと伝えると、「飲みやすさ」「香りの特徴」「おすすめの順番」など、わかりやすく解説してくれることが多いです。
- C’est ma première dégustation de vin
(ワインのテイスティングは初めてです)
“C’est 〜” は「これ/それは〜です」を意味する構文で、“C’est + 名詞句(所有形容詞 + 名詞)”で状況の説明を行います。ここでは “ma première + 名詞”(私にとって初めての〜)と言うことで、初回の体験であることを表します。
ma は所有形容詞(mon/ma/mes)の女性形で、dégustation(女性名詞)に一致して ma になります。同様に、première は「最初の」を意味する形容詞 premier の女性形で、名詞 dégustation の性に一致します。
2. ワインの好みを伝える
ワインのテイスティングでは、簡潔に好みのワインの方向性を伝えましょう。スタッフはその内容から、ワインの候補を絞り込みます。
- Je préfère quelque chose de plutôt léger et fruité.
(どちらかというと軽めでフルーティーなものが好みです)
“quelque chose”(何か/何かしら)で具体的な対象を特定せずに好みを伝えられるため、ワインの銘柄が分からない場合に便利です。
- quelque chose de léger
(軽めのもの) - quelque chose d’aromatique
(芳醇なもの) - quelque chose de plus fruité
(よりフルーティーなもの)
また、“quelque chose” の後に形容詞を続ける場合、直接 “quelque chose léger” とは言わず、“quelque chose de léger” のように前置詞 de を挟みます。
de は後ろの要素を名詞句としてまとめる役割を持ちます。ここでは léger(軽い→形容詞)を “de léger”(軽いもの →名詞句)としています。
また、de は最初に1回だけ置けばOKで、その後は et(and)で形容詞を並べられます。
- quelque chose de doux et parfumé
(甘くて香りの良いもの) - quelque chose de simple et élégant
(シンプルで上品なもの)
3. ワインの産地を尋ねる
ワインは地域の文化や気候と結びついているため、産地を尋ねることでより深くワインを楽しむことができます。
- Est-ce qu’il vient de cette région ?
(この地域のワインですか?)
“venir de + 場所” は “Je viens de Tokyo.”(東京出身です)のように「〜の出身」を表しますが、人に限らず「〜の産地」というワインの生産地の意味でも使えます。
- Oui, il est produit localement.
(はい、地元で生産されたものです)
この文では受動態(être + 過去分詞)が使われています。produit は動詞 produire(生産する)の過去分詞で、“est + produit” で「生産される」という意味になります。
注意点として、受動態の過去分詞は主語の性・数に一致します。
- 男性単数 → produit
- 女性単数 → produite
- 男性複数 → produits
- 女性複数 → produites
文中の “il” は 男性名詞・単数の vin(ワイン)を受けているため、過去分詞は produit となります。
まとめ
- C’est ma première dégustation ici.
→ テイスティング初心者であることを自然に伝える表現。 - Je préfère quelque chose de léger / fruité.
→ 味の好みを伝えるフレーズ。 - Est-ce qu’il vient de cette région ?
→ ワインの産地を確認する質問。




