#184 ワインを注文する時の表現|フランス語の食事フレーズ

レストランでは、料理と一緒にワインを注文する機会も多いと思います。一方で、ワインは銘柄や産地、味わいに至るまで多種多様な種類があり、何を選べばよいか迷うことも少なくありません。
そのため、「店員におすすめの銘柄を尋ねる」「好みの味を伝える」といった表現を知っておくと、落ち着いて注文できます。
ここでは、レストランでワインを注文する際に役立つフランス語表現を、会話例をもと解説していきます。
会話例

Nous aimerions commander une bouteille de vin, s’il vous plaît.
(ワインをボトルでお願いします)

Bien sûr. Préférez-vous du vin rouge, blanc ou rosé ?
(かしこまりました。赤・白・ロゼのどれがよろしいですか?)

Plutôt du rouge. Auriez-vous quelque chose de pas trop tannique ?
(赤がいいです。渋みが強すぎないものはありますか?)

Oui, je peux vous proposer un Pinot Noir, assez léger et fruité.
(ピノ・ノワールはいかがでしょうか。軽めでフルーティーな味わいとなっております)

Très bien. Est-ce qu’il est servi frais ou à température ambiante ?
(いいですね。ワインは冷やして出されますか?それとも常温ですか?)

Légèrement frais, pour mieux révéler les arômes.
(香りをより引き立てるために、少し冷やしてお出しします)

Parfait, merci beaucoup.
(ありがとうございます。それでお願いします)
1. ワインを注文する
レストランでワインを注文する場合は、次のように伝えます。
- Nous aimerions commander une bouteille de vin.
(ワインをボトルでお願いします)
“nous aimerions” は「〜したいのですが」を意味する丁寧な注文表現です。
動詞 aimer(好む)の条件法現在・1人称複数形 aimerions を使うことで、遠回しに希望を伝えるニュアンスとなります。
また、液体であるワインは通常、不可算的に扱われます。フランス語では “du vin”(ワイン)、“boire du vin”(ワインを飲む)のように、部分冠詞(du / de la / de l’)を使います。
そして、“une bouteille de vin”(ワイン1本分)のように「容器 + de + 中身」という形になる場合、可算になるのは容器(bouteille)であり、通常、vin を量として直接数えることはありません。つまり、この構造ではワインそのものではなく、「容器」を基準に量を数えているイメージになります。
ただし、ワインの「種類」や「銘柄」を指す場合には、文脈によって可算的に扱われることがあります(例:deux vins rouges)。
- une bouteille de vin(ワイン1本)
- un verre de vin(ワイン1杯)
- une tasse de café(コーヒー1杯)
- un bol de soupe(スープ1杯)
2. 味の好みを伝える
ワインに詳しくない場合は、無理に自分で選ぶよりも、店員におすすめのワインを尋ねましょう。好みのワインの傾向を伝えることで、ソムリエや店員が条件に合うワインを選んでくれます。
- Auriez-vous quelque chose de pas trop tannique ?
(渋みが強すぎないものはありますか?)
”quelque chose de + 形容詞” で「〜な感じのもの」を表します。形容詞の部分を変えることで、さまざまな表現に応用できます。
- quelque chose de fruité
(フルーティーなもの) - quelque chose d’assez léger
(やや軽めのもの) - quelque chose de pas trop sec
(辛口すぎないもの)
3. 提供時の温度を確認する
ワインは温度によって香りや味が変わるため、提供時の温度が気になる場合は次のように確認します。
- Est-ce qu’il est servi frais ou à température ambiante ?
(冷やして出されますか?それとも常温ですか?)
frais は「冷やした状態」を意味します。一方で “température ambiante” は直訳すると「室温」となり、ここでは「常温」という意味で使われています。
- Légèrement frais, pour mieux révéler les arômes.
(香りをより引き立てるために、少し冷やしてお出しします)
“pour + 不定詞” で「〜するために」となり、“pour mieux révéler les arômes”で「香りをより引き立てるため」という意味になります。
また、mieux は 副詞 bien の比較級で、「より良く/もっと良く」を表します。
間違いやすい点として、「良い」を表す形容詞 bon の比較級は mieux となるため、使い分けには注意が必要です。
- 副詞 bien(良く)→ mieux(より良く)
- 形容詞 bon(良い)→ meilleur(より良い)
まとめ
- Nous aimerions commander une bouteille de vin.
→ ワインを注文する際の表現。 - Auriez-vous quelque chose de ~ ?
→ 味の好みを伝えながらおすすめを聞くフレーズ。 - Est-ce qu’il est servi frais ou à température ambiante ?
→ ワインの提供温度を確認する表現。




