会話フレーズ
PR

#194 公共料金を振り込む時の表現|フランス語の生活フレーズ

image
Izumi

海外で長期滞在をしていると、電気代や水道代、インターネット料金などの公共料金を自分で支払う必要が出てきます。

振込の際は銀行窓口・支払いカウンター・郵便局などで請求書を提示して手続きを行うことが一般的です。

ここでは、そのような公共料金の支払いを行う場面で役立つフランス語表現を、文法ポイントと合わせて解説します。

会話例

A
A

Bonjour, je voudrais régler cette facture, s’il vous plaît.
(こんにちは。こちらの請求書の支払いをお願いします)

B
B

Bien sûr. Vous souhaitez payer par carte ou en espèces ?
(かしこまりました。カードと現金、どちらでお支払いですか?)

A
A

Par carte, s’il vous plaît. Est-ce que je dois remplir un formulaire ?
(カードでお願いします。書類を記入する必要はありますか?)

B
B

Non, ce n’est pas nécessaire. Il suffit d’insérer votre carte ici.
(いいえ、必要ありません。ここにカードを差し込めば大丈夫です)

A
A

Très bien. Le paiement a-t-il bien été enregistré ?
(わかりました。支払いは問題なく処理されていますか?)

B
B

Oui, tout est en ordre. Voici votre reçu.
はい、問題ありません。こちらが領収書になります)

A
A

Merci beaucoup pour votre aide.
(ご対応ありがとうございます)

1. 支払いの手続きを行う

支払いの際は窓口で請求書を提示し、次のようにして手続きを始めます。

例文
  • Je voudrais régler cette facture, s’il vous plaît.
    (こちらの請求書の支払いをお願いします)

“Je voudrais régler 〜”は、動詞 vouloir(欲する/〜したい)の条件法現在 voudrais を用いた、「〜を支払いたいのですが」と控えめな依頼表現となります。

フランス語で「支払う」を意味する動詞として régler / payer がありますが、両者は目的語の取り方が異なります。

「régler + 名詞」は「未処理の支払いを片づける」というニュアンスがあり、事務的・フォーマル寄りの表現です。

関連表現
  • régler une facture:請求書を支払う/精算する
  • régler l’addition:勘定を払う(レストランなどで)

一方で「payer + 名詞」は、金額や料金の支払いにフォーカスした表現です。「〜を支払います」と、支払い行為そのものを表す際に使います。

関連表現
  • payer la facture:請求書を払う(こちらの言い方も使えます)
  • payer 30 euros:30ユーロ払う

イメージとしては、以下のように使い分けができます。

ポイント
  • Je voudrais régler cette facture.
    (この請求書の支払い手続きを済ませたい)
  • Je voudrais payer ce montant.
    (この金額を支払いたい)

2. 支払い方法を確認する

公共料金の支払いでは、現金・カード・振込など複数の方法があるため、支払い方法の確認が必要になります。

例文
  • Vous souhaitez payer par carte ou en espèces ?
    (カードと現金、どちらでお支払いですか?)

支払い方法を表すとき、フランス語では主に前置詞 par と en を使います。

ポイント
  • par + 手段
    → カード/振込/小切手など「支払いの手段・経路」
  • en + 形態・状態
    → 現金・硬貨・小銭など「お金の形」や「支払いの形態」

実際の会話では “par carte”(カードで)か “en espèces”(現金で)を使うことが多いので、この2つを覚えておけば問題ありません。

また、carte や espèces は、冠詞(une / la / des)を付けずに使います。これは、名詞が「特定のカード・現金」を指すのではなく、「支払い方法というカテゴリー」を表しているからです。英語の by card / in cash に近い感覚です。

一方、冠詞が付くと「カードそのもの」に焦点を当てるニュアンスとなります。

関連表現
  • avec une carte
    (一枚のカードを使って)
  • avec la carte de l’entreprise
    (会社のカードで)

3. 手続きの流れを理解する

支払いの際には、書類記入や端末操作が必要な場合もあります。そのため、手順を確認する質問が役立ちます。

例文
  • Est-ce que je dois remplir un formulaire ?
    (書類を記入する必要はありますか?)

「devoir + 動詞の原形」で「義務・必要性」を尋ねる構文となります。

“je dois remplir” で「記入する必要がありますか」となりますが、この形は「義務」というより、「手続き上必要か」と実務的な確認のニュアンスとなっています。

次に、窓口側がよく使う説明表現として、以下の言い方があります。

例文
  • Il suffit d’insérer votre carte ici.
    (ここにカードを差し込めば大丈夫です)

「il suffit de + 動詞の原形」で「〜するだけで十分です」という意味になり、簡単な手続きであることを表します。

関連表現
  • Il suffit de signer ici.
    (ここに署名するだけです)
  • Il suffit d’attendre un instant.
    (少し待つだけです)

4. 支払いが完了したかどうか確認する

手続きが終わった後は、支払いが確実に完了しているか確認します。

例文
  • Le paiement a-t-il bien été enregistré ?
    (支払いは問題なく処理されていますか?)

この文は「支払い(処理)がされた」という受動態構文(être + 過去分詞)となっています。

“a été enregistré” の構造を見ると、“a été”は être の複合過去形、enregistré は動詞 enregistrer(記録/登録する)の過去分詞です。

複合過去で「完了」を表し、“a été enregistré” で「すでに記録された → 処理が完了した」を示します。

そして、次のフレーズで手続きが無事に完了したことを表します。

例文
  • Tout est en ordre.
    (すべて問題ありません)

Tout は「すべてのこと/全体」を意味します。窓口では、支払い処理・入力・受付など「一連の手続き全体」を指すことが多いです。

また、「en + 名詞」の形で状態やステータスを表せます。“être en ordre” で「整った状態」、つまり「問題ない」という意味になります。

関連表現
  • Tout est en règle.
    (すべて規定どおりです)
  • Le traitement est en cours.
    (処理は進行中です)

まとめ

今回のフランス語フレーズ
  • Je voudrais régler cette facture.
    → 公共料金の支払いを申し出る表現。
  • Puis-je payer par carte ?
    → 支払い方法を確認する際に役立つ質問。
  • Est-ce que je dois remplir un formulaire ?
    → 手続きの流れを確認するための表現。
  • Le paiement a-t-il bien été enregistré ?
    → 支払い完了を確認する際の言い方。
  • Tout est en ordre.
    → 手続きが問題なく終わったことを示す表現。
記事URLをコピーしました