#188 テーブルマナーについて尋ねる時の表現|フランス語の生活フレーズ

海外のレストランで食事をする際、料理の食べ方や順序などテーブルマナーに不安を感じることも少なくありません。
そのため、分からないことがあれば事前に確認しておくと安心です。丁寧に質問することで失礼な印象を与えず、むしろ文化に関心を持っている姿勢を伝えることができます。
ここでは、レストランや食事の場でテーブルマナーを尋ねる際に役立つフランス語表現を解説します。
会話例

Excusez-moi, je ne suis pas très familier avec les règles à table ici.
(すみません、こちらのテーブルマナーにあまり詳しくなくて)

Pas de problème, je peux vous expliquer si vous voulez.
(大丈夫ですよ。よければ説明します)

Merci. Est-ce qu’il y a une façon particulière de manger le pain ?
(ありがとうございます。パンの食べ方に特別なマナーはありますか?)

Oui, en général, on ne coupe pas le pain avec un couteau. On le casse avec les mains.
(一般的にパンはナイフで切らず、手でちぎります)

Je vois. Et est-ce qu’il y a des choses à éviter absolument ?
(なるほど。特に気をつけたほうがいいことはありますか?)

Par exemple, on évite de poser les coudes sur la table pendant le repas.
(例えば、食事中に肘をテーブルに置くのは避けてください)

D’accord. Merci beaucoup de me l’avoir expliqué.
(わかりました。教えていただいてありがとうございます)
1. マナーが分からないことを正直に伝える
海外のテーブルマナーを初めから完璧に知っている必要はありません。大切なのはわからないことをそのままにせず、気になる点があればその都度確認することです。
- Je ne suis pas très familier avec les règles à table ici.
(こちらのテーブルマナーにあまり詳しくなくて)
“Je ne suis pas très familier avec 〜” について、“être familier avec + 名詞” で「〜に詳しい」という意味になります。
familier は「〜に親しい/よく知っている」を意味する形容詞です。ここでの avec は「一緒に」という意味ではなく、「〜について」という関係を作るための前置詞になります。
また、“pas très”(あまり〜でない)という緩和表現を使うことで柔らかい印象になります。
- Je ne suis pas familier…
(詳しくありません)→ 少し強めに聞こえる場合がある - Je ne suis pas très familier…
(あまり詳しくありません)→ 控えめで丁寧な印象
“pas très + 形容詞”は、英語の “not very …” に近く、「完全に分からない」ではなく「そこまで詳しくない」というニュアンスになります。
2. 具体的なマナーを質問する
次に、マナーについて具体的に知りたい内容を質問します。
- Est-ce qu’il y a une façon particulière de manger le pain ?
(パンの食べ方に特別なマナーはありますか?)
“Est-ce qu’il y a … ?”(〜はありますか?)は、「存在の有無」を尋ねる表現です。フランス語でルール・決まり・方法などを確認したいときに使えます。
- Est-ce qu’il y a une règle ?
(ルールはありますか?) - Est-ce qu’il y a une manière correcte ?
(正しいやり方はありますか?)
また、文中で使われている “façon particulière”(特別なやり方)は文化・習慣を尋ねるに便利なフランス語です。
「方法」を意味する名詞 façon / manière を用いて “une façon particulière de + 不定詞” の形にすることで、「〜するためのやり方」という名詞句を作ります。
- une façon de manger
(食べ方) - une manière de tenir la fourchette
(フォークの持ち方)
3. マナー違反となる行動を確認する
マナーでは正しい行動だけでなく、避けるべきNG行動について知ることも重要です。
- Est-ce qu’il y a des choses à éviter absolument ?
(特に気をつけたほうがいいことはありますか?)
直訳すると「絶対に避けるべきことはありますか?」となりますが、実際には「マナー上、注意したほうがいいこと」を尋ねる表現になります。
文全体の骨格となるのが “il y a 〜”(〜がある)という構文です。“Il y a + 名詞” で「〜がある/いる」を表します。
また、éviter は目的語を取る他動詞です。“éviter + 名詞(または動詞の不定詞)”で「〜を避ける」という意味になります。
- éviter les coudes sur la table
(肘をつくのを避ける) - éviter de parler la bouche pleine
(口に物を入れたまま話すのを避ける)
今回の文では、目的語(避ける対象)を“des choses”(いくつかのこと)でまとめて表しています。さらに “à éviter” は不定詞の形容詞用法で、名詞を説明する役割を持ちます。
つまり “des choses à éviter” で「避けるべきもの一般」をひとまとめにして、相手に説明してもらう形となっています。
そして最後に「絶対に/どうしても」という強調の副詞である absolument を置くことで、éviter(避ける)の強さを上げています。
まとめ
- Je ne suis pas très familier avec les règles à table ici.
→ マナーを知らないことを正直に伝える表現。 - Est-ce qu’il y a une façon particulière de ~ ?
→ 特定のマナーや習慣を質問する時に使える表現。 - Est-ce qu’il y a des choses à éviter absolument ?
→ 避けるべき行動を確認する表現。




