上司に休暇を申請する時の表現|フランス語のビジネス会話

上司に休暇をお願いするときは、直接的すぎない表現を選ぶのがポイントです。
単に「休みます」と伝えるのではなく、「申請する」「お願いする」という姿勢を表すことで、丁寧な印象になります。
ここでは、休暇を依頼する際のフランス語表現を、文法と例文を交えて解説します。
会話例

J’aimerais prendre quelques jours de congé la semaine prochaine.
(ジェムレ プランドゥル ケルク ジュール ドゥ コンジェ ラ スメーヌ プロシェーヌ)
来週、少し休暇をいただきたいのですが。

D’accord. Tu as déjà choisi les dates ?
(ダコール. テュ ア デジャ ショワジ レ ダット?)
わかりました。もう日程は決めましたか?

Oui, du lundi au mercredi, si c’est possible.
(ウィ, デュ ランディ オ メルクルディ, スィ セ ポッシブル)
はい、月曜から水曜までを希望しています。

Très bien. Je note ta demande et je te confirme demain.
(トレ ビヤン. ジュ ノート タ ドゥマンド エ ジュ トゥ コンフィルム ドゥマン)
了解です。申請を控えておきます。明日確認してお知らせしますね。

Merci beaucoup, je vous remercie de votre compréhension.
(メルスィ ボクー, ジュ ヴ ルメルスィ ドゥ ヴォートル コンプレアンスィヨン)
ありがとうございます。ご理解に感謝いたします。
1. 「休暇を取りたい」を表す基本表現
フランス語で「休暇を取る」は “prendre des congés” と言います。
- Je prends des congés en août.(私は8月に休暇を取ります)
これを依頼の形にするには、次のような表現を使います。
- J’aimerais prendre quelques jours de congé.
(数日の休暇を取りたいのですが) - Je voudrais prendre une semaine de congé.
(1週間の休暇をお願いしたいのですが)
j’aimerais(〜したいと思います)は控えめで丁寧な響きを持ちます。“je voudrais”(〜したいのですが) も柔らかい依頼の形です。
一方で “je veux”(〜したい)は直接的すぎるため、上司に対しては避けた方が無難です。
2. 日程の伝え方
休暇の希望日を明確に伝えるには、“du … au …”(〜から〜まで)という表現を使います。
- du lundi au mercredi(月曜日から水曜日まで)
- du 10 au 15 juillet(7月10日から15日まで)
曜日や日付を入れ替えれば、さまざまな日程を表現できます。
また、フランス語の曜日は lundi, mardi, mercredi… のように小文字で始めます。
3. 丁寧さを加える表現
上司にお願いする場合は、相手の立場を尊重するフレーズを添えましょう。
- si c’est possible
(もし可能でしたら) - je vous remercie de votre compréhension
(ご理解ありがとうございます)
これらを組み合わせると、丁寧な印象を与えることができます。
4. 上司の返答に備える
休暇の可否の返答について、以下のような承認や調整のフレーズがよく使われます。
- D’accord.(わかりました)
- Je note ta demande.(申請を控えておきます)
- Je te confirme demain.(明日確認してお伝えします)
5. 感謝の表現
お願いした後は、しっかりと感謝を伝えましょう。
- Merci beaucoup.
(ありがとうございます) - Je vous remercie de votre compréhension.
(ご理解ありがとうございます)
merci だけでも十分ですが、“merci beaucoup” と強調したり、動詞 comprendre(理解する)を使ったフレーズを加えると、ビジネスらしい丁寧さになります。
まとめ
- prendre des congés:「休暇を取る」という基本表現。
- j’aimerais / je voudrais:「〜したいのですが」と丁寧に依頼。
- du … au …:「〜から〜まで」の日程を明確に伝える。
- si c’est possible / merci de votre compréhension:柔らかくお願い&感謝を表現。
- 上司の返答パターン(D’accord / Je note / Je confirme)を理解しておくと安心。





