会話フレーズ
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#202 新人に業務を説明する時の表現|フランス語のビジネスフレーズ

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Izumi

新しく入社した社員やチームメンバーに業務を説明する場面では、作業内容を伝えるだけでなく、全体像・手順・ルール・確認を整理して話すことが重要です。

フランス語で説明する際は、業務内容や手順、注意点に関する表現を適切に使うことで、相手に分かりやすく伝えることができます。

ここでは、新人に業務を説明する際に役立つフランス語表現を、会話例の流れに沿って詳しく解説します。

会話例

A
A

Bienvenue dans l’équipe. Aujourd’hui, je vais vous expliquer comment nous traitons les demandes des clients.
(チームへようこそ。本日はお客様対応の流れをご説明します)

B
B

Je compte sur vous.
(よろしくお願いいたします)

A
A

Tout d’abord, nous recevons les demandes par email ou par téléphone. Ensuite, nous les enregistrons dans notre système.
(まず、問い合わせをメールまたは電話で受け取ります。その後、それらを社内システムに登録します)

B
B

Combien de temps avons-nous pour répondre ?
(返信までの目安はどれくらいですか?)

A
A

En général, nous devons répondre dans les 24 heures.
(通常は24時間以内に対応します)

B
B

Oui, d’accord.
(はい、承知しました)

A
A

S’il y a d’autres points qui vous préoccupent, n’hésitez pas à me poser des questions.
(他にも気になる点があれば、遠慮なく質問してください)

1. 業務の説明を始める

業務説明では、「今日は何について説明するのか」と、先に全体像を明確にした上で説明を始めると効果的です。

例文
  • Aujourd’hui, je vais vous expliquer comment nous traitons les demandes des clients.
    (本日はお客様対応の流れをご説明します)

“je vais vous expliquer” は近接未来で、「今から説明します」「これから説明に入ります」という導入の合図になります。

近接未来は、「今すぐ行う行為」だけでなく、「すでに決まっている行動をこれから実行する」というニュアンスも含みます。そのため、業務説明では単純未来よりも近接未来を使う方が、「今この場で行う行為」であることをより自然に示すことができます。

ポイント
  • je vais + 動詞(近接未来)
    → 今から実行することを示す。説明や会議の開始で使われる。
  • je + 動詞(現在形)
    →習慣・一般事実などを表し、業務の通常フローの説明で使われる。
  • je + 動詞(単純未来)
    → やや改まった印象があり、将来の約束や正式な予定を示す響きがある。

そして、“comment nous traitons…” は「comment + 主語 + 動詞」という形の間接疑問文です。ここでは、「どう処理しているか」という疑問の内容を、文の一部として埋め込んでいます。

間接疑問文では、語順が倒置にならず、平叙文の語順(主語+動詞)になるのが重要なポイントです。

ポイント
  • 直接疑問(相手に質問する)
    → Comment traitez-vous les demandes ?
    (どう対処しますか?)
  • 間接疑問(説明・確認の“内容”として組み込む)
    → Je vais vous expliquer comment nous traitons les demandes.
    (私たちがどう対処しているかを説明します)

会話例の “nous traitons” が現在形なのは、日々の業務としての通常手順を示しているためです。フランス語では、習慣的な行為を説明する際は現在形を用いるのが一般的です。

つまりここでは、「近接未来 → これから説明する行為」、「現在形 → 通常の業務手順」という使い分けとなっています。

2. 手順を順序立てて説明する

業務説明では、内容を順序立てて説明することで、相手は混乱することなく手順を理解できます。その際に役立つのが、“Tout d’abord,〜”といった順序を表す副詞(句)です。

例文
  • Tout d’abord, nous recevons les demandes par email ou par téléphone. Ensuite, nous les enregistrons dans notre système.
    (まず、問い合わせをメールまたは電話で受け取ります。その後、それらを社内システムに登録します)

“Tout d’abord”(最初に), “Ensuite”(次に), “Enfin”(最後に)などは、基本的に文全体(=動詞だけではなく内容全体) にかかります。

置き場所は比較的自由ですが、業務説明では文頭に置く形が一番わかりやすく、話の区切りも作れます。

ポイント
  • Tout d’abord, + 主語 + 動詞 …
  • Ensuite, + 主語 + 動詞 …

また、業務手順の説明では同じ名詞(demandes / emails / documents)を繰り返すと冗長になります。そこで「順序語+代名詞(les / y / en)」を組み合わせると文章が締まります。

ポイント
  • Tout d’abord, nous recevons les demandes. Ensuite, nous les enregistrons dans notre système.
    → “Ensuite, 〜” 以降の文で les demandes = les とすることで、繰り返しを避ける。

よく使う代名詞は以下の通りです。業務説明では特に les(複数)が頻出します。

関連表現
  • le / la / les → それ/それらを(直接目的語代名詞)
  • y → そこに/それに(à + 名詞の補語や場所を置き換える)
  • en → それを/そこから(de + 名詞の補語や数量表現の代用)

3. 期限やルールを伝える

業務説明では、期限やルールを具体的に伝えることも重要です。

例文
  • En général, nous devons répondre dans les 24 heures.
    (通常は24時間以内に対応します)

“Nous devons + 不定詞”(〜しなければならない)は、動詞 devoir を用いた構文で、「主語に課された義務」を表します。

社内ルールや締切、必須事項などを伝える場面に最適な表現で、責任の所在が明確になるため、新人教育にも適しています。

関連表現
  • Nous devons envoyer le rapport avant 18 h.
    (18時までにレポートを送る必要があります)
  • Nous devons respecter ce délai.
    (この期限を守らなければなりません)

また、“dans les 24 heures”(24時間以内に)のように、“dans + 期間” で「〜以内に」「今からその期間のうちに」という未来の期限を表します。ビジネスでは締切を示す場面でよく使われます。

ポイント
  • dans + 期間:今(または基準時点)からその期間以内に
    → Nous devons répondre dans les 24 heures.
    (24時間以内に対応する必要があります)
  • en + 期間:完了に要した時間(〜で終えた)
    → Je l’ai fait en 10 minutes.
    (10分で終えた)
  • pendant + 期間:その期間のあいだ(継続)
    → J’ai travaillé pendant 2 heures.
    (2時間ずっと作業した)

4. 新人が質問しやすい雰囲気を作る

説明が一方通行にならないよう、相手に安心感を与えつつ、最後に質問を促す一言を添えることが大切です。

例文
  • S’il y a d’autres points qui vous préoccupent, n’hésitez pas à me poser des questions.
    (他にも気になる点があれば、遠慮なく質問してください)

“S’il y a d’autres points…” は、si(もし)と “il y a”(〜がある)を組み合わせて、「もし〜があれば」という意味になります。

“qui vous préoccupent” は関係代名詞節にあたり、先行詞 “d’autres points”(いくつかの点)を “qui vous préoccupent“(あなたを心配させる/気にさせる)で後ろから説明する形となります。

また、“n’hésitez pas à ~”は、「遠慮しないで〜してください」という意味の否定命令文です。

“hésiter à + 不定詞” で「〜をためらう」となり、“N’hésitez pas à + 不定詞” と否定形にすることで、「〜をためらわないで」→「遠慮なく〜してください」という意味合いになります。

関連表現
  • N’hésitez pas à me le dire.
    (遠慮なくおっしゃってください)
  • N’hésitez pas à me contacter.
    (遠慮なくご連絡ください)

まとめ

今回のフランス語フレーズ
  • Je vais vous expliquer comment ~
    → これから業務内容を説明することを示す表現。
  • Tout d’abord / Ensuite / Enfin
    → 手順を順序立てて説明するための副詞句。
  • Nous devons ~
    → ルールや義務を伝える表現。
  • N’hésitez pas à me poser des questions.
    → 質問を促し、理解を確認するためのフレーズ。
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