#34 郵便局で荷物を送る時の表現｜フランス語の生活フレーズ

旅行中や留学先で、家族や友人に荷物を送りたいときに郵便局を利用することがあります。

「小包を送りたい」「航空便でお願いします」「料金はいくらですか？」など、基本的なフレーズをフランス語で言えると、現地での手続きがスムーズになります。

ここでは、郵便局での会話に必要なフレーズと文法の仕組みを、具体的に解説していきます。

会話例

A

Bonjour, je voudrais envoyer un colis au Japon.
（こんにちは、日本へ小包を送りたいのですが）

B

Bien sûr. Par avion ou par bateau ?
（もちろんです。航空便ですか、それとも船便ですか？）

A

Par avion, s’il vous plaît. Combien ça coûte ?
（航空便でお願いします。いくらですか？）

B

Ça dépend du poids et de la taille du colis.
（料金は荷物の重さと大きさによります）

A

D’accord. Est-ce que je dois remplir un formulaire ?
（わかりました。用紙に記入しなければなりませんか？）

B

Oui, voici le formulaire de douane.
（はい、こちらが税関用紙です）

1. 荷物の郵送をお願いする時の表現

郵便局では最初に「荷物を送りたい」ことを伝えます。その際、フランス語では “Je voudrais envoyer 〜” を使います。

動詞 vouloir（〜したい）を条件法現在形にすると、柔らかく丁寧な言い方になります。

単純に直説法で “Je veux envoyer 〜” と言うと強い要望となり、やや直接的な響きになってしまいます。そのため、郵便局などのサービス場面では “Je voudrais 〜” が適切です。

2. 航空便と船便の指定

郵便局では必ず「航空便」か「船便」かを聞かれます。

「par + 名詞」で、「〜を使って」「〜で」という意味になります。

航空便は早いですが高め、船便は安いですが到着まで数週間〜数ヶ月かかるのが一般的です。

3. 値段を尋ねる表現

荷物を送るときには、料金を確認する必要があります。一番シンプルな質問は “Combien ça coûte ?” です。

ça は「それ」という意味で、この場合は荷物の発送を指します。coûter は「値段がかかる」という意味の動詞です。

以下のような表現もよく使われます。

4. 書類や手続きの確認

海外に荷物を送るときは、税関申告用紙（formulaire de douane）を書く必要があります。

それを確認する時は以下の表現を使います。

動詞 devoir（〜しなければならない）を現在形で “je dois” とすると、「私は〜しなければならない」という意味になります。

また、remplir は「記入する/書き込む」という動詞で、書類関係の会話でよく登場します。

5. 郵便局で役立つ単語集

郵便局で頻出する単語を覚えておくと便利です。

ちなみにフランスでは、切手（timbre）は郵便局（la poste）だけでなく、タバコ屋（bureau de tabac）でも買えます。

まとめ