ホテルに荷物を預ける時の表現|フランス語の旅行会話

旅行中、チェックイン前やチェックアウト後にホテルで荷物を預けたいことはよくあります。
「荷物を預けてもいいですか?」「何時まで預かってもらえますか?」といったフランス語のフレーズを覚えておくと、観光を身軽に楽しむことができます。
今回は、ホテルで荷物を預ける際に役立つフランス語表現と文法のポイントを解説します。
会話例

Bonjour, est-ce que je peux laisser ma valise ici ?
(ボンジュール, エ ス ク ジュ プ レセ マ ヴァリーズ イスィ?)
こんにちは、ここにスーツケースを預けてもいいですか?

Oui, bien sûr. Nous avons une consigne à bagages.
(ウィ, ビヤン スュール. ヌ ザヴォン ユヌ コンシーニュ ア バガージュ)
はい、もちろんです。荷物預かり所があります。

Jusqu’à quelle heure puis-je la récupérer ?
(ジュスカ ケルール ピュイ ジュ ラ レキュペレ?)
何時まで受け取れますか?

Jusqu’à 20 heures. Après cela, la réception sera fermée.
(ジュスカ ヴァン トゥール. アプレ スラ, ラ レセプション スラ フェルメ)
20時までです。その後はフロントが閉まります。

Très bien, merci beaucoup !
(トレ ビヤン, メルスィ ボクー)
わかりました。ありがとうございます!
会話のポイント解説
1. 「預ける」を表す laisser
「荷物を預ける」というときに使う動詞は laisser です。
laisser には「残す」「置いておく」「そのままにしておく」という意味があり、ホテルでの会話では「(荷物を)ここに置いていく=預ける」というニュアンスになります。
- Est-ce que je peux laisser ma valise ici ?
(ここにスーツケースを預けてもいいですか?)
ここでは je peux(私は〜できる)と組み合わせて「私は〜してもいいですか?」という許可を求める表現になっています。
2. consigne à bagages(荷物預かり所)
ホテルのフロントや駅で登場するのが consigne à bagages という表現です。
- Nous avons une consigne à bagages.
(荷物預かり所があります)
consigne は「保管所」「ロッカー」の意味で、bagages(荷物、複数形)を伴って「荷物を預ける場所」を指します。
- un bagage → 荷物1つ
- des bagages / les bagages → 荷物全般(複数形で使うのが一般的)
ホテルスタッフの説明でこの言葉が出てきたら、「荷物を保管してくれる場所がある」ことがわかります。
3. 「受け取る」を表す récupérer
荷物を預けたら、必ず「何時まで受け取れるか」を確認する必要があります。このとき使うのが récupérer(取り戻す、回収する)です。
- Jusqu’à quelle heure puis-je la récupérer ?
(何時までそれ(荷物)を受け取れますか?)
récupérer は「もう一度手元に戻す」というニュアンスの動詞です。
英語の to collect / to pick up に近いイメージで覚えるとわかりやすいです。
4. 時間を尋ねる表現
「何時まで〜できますか?」を尋ねるときには “Jusqu’à quelle heure … ?” を使います。
- Jusqu’à quelle heure puis-je laisser mes bagages ?
(何時まで荷物を預けられますか?)
jusqu’à は「〜まで」という前置詞で、時間や場所に使えます。返答の際は、 “Jusqu’à 20 heures.”(20時までです)といった言い方で答えます。
まとめ
- laisser:「置いておく/預ける」を意味し、荷物を預けるときに使う。
- consigne à bagages:「荷物預かり所」。bagages は複数形で「荷物」。
- récupérer:「受け取る/取り戻す」の意味で、荷物を再び受け取るときに使う。
- Jusqu’à quelle heure … ?:「何時まで〜できますか?」を聞く定番表現。





