会話

#77 取引先を訪問する時の表現|フランス語のビジネスフレーズ

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Izumi

ビジネスで取引先を訪問する場面では、受付での対応やアポイントの確認、会議室への案内といったやり取りが多くなります。

フランス語で基本的なフレーズを押さえておくと、初対面でも安心して訪問できます。

今回は、取引先を訪問するときに役立つフランス語表現を、会話例と文法のポイントを交えて解説します。

会話例

A
A

Bonjour, j’ai rendez-vous avec Monsieur Dupont à 10 heures.
(こんにちは、10時にデュポンさんとアポイントがあります)

B
B

Très bien, je vais prévenir Monsieur Dupont. Veuillez patienter un instant, s’il vous plaît.
(かしこまりました。デュポンにお知らせします。少々お待ちください)

A
A

Merci beaucoup.
(ありがとうございます)

B
B

Monsieur Dupont va arriver tout de suite. Voulez-vous entrer dans la salle de réunion ?
(デュポンがすぐに参ります。会議室にお入りになりますか?)

A
A

Oui, merci.
(はい、お願いします)

1. アポイントを伝えるときの表現

訪問先でまず伝えるのは「〜さんとアポイントがあります」という情報です。

  • J’ai rendez-vous avec Monsieur Dupont à 10 heures.
    (デュポンさんと10時にアポイントがあります)

“avoir rendez-vous” は「約束がある」という決まり文句です。「avec + 人名」をつけることで「誰と会うのか」を伝えられます。

また、時間を添えるとより具体的になります。

  • J’ai rendez-vous avec Madame Martin cet après-midi.
    (今日の午後、マルタンさんとアポイントがあります)

2. 待ってもらうときの表現

受付や秘書が使う定番フレーズがこちらです。

  • Veuillez patienter un instant, s’il vous plaît.
    (少々お待ちください)

“Veuillez …” は動詞 vouloir(〜してほしい)の命令形で、非常にフォーマルな言い方です。

patienter は「待つ」という意味の動詞で “un instant” は「少しの間」という表現です。

つまり直訳すると「ほんの少しの間お待ちください」という丁寧な依頼になります。

3. 案内するときの表現

訪問者を会議室や応接室に案内するときによく使われます。

  • Voulez-vous entrer dans la salle de réunion ?
    (会議室にお入りになりますか?)
  • Je vais vous accompagner.
    (ご案内いたします)

“Voulez-vous … ?” は「〜なさいますか?」と相手にたずねる表現です。“salle de réunion” は「会議室」で、réunion は「会議」を意味します。

また、動詞 accompagner は「同行する、案内する」という意味になります。

4. 挨拶と礼儀の基本フレーズ

取引先訪問では、フォーマルな表現を使うことが大切です。

  • Bonjour(こんにちは)
  • Enchanté(e)(初めまして)
  • Merci beaucoup(ありがとうございます)
  • Je vous en prie(どういたしまして/どうぞ)

初対面では、「初めまして」を意味する Enchanté(e)を添えると良い印象になります。

また、感謝の言葉をもらった後は “Je vous en prie” と返答します。これは「いえいえ/どういたしまして」を表す柔らかい返しとなります。

まとめ

  • J’ai rendez-vous avec …:「〜とアポイントがあります」と伝える定番表現。
  • Veuillez patienter un instant.:受付がよく使う丁寧な依頼表現。
  • Voulez-vous entrer … ? / Je vais vous accompagner.:案内に関するフレーズ。
  • Bonjour, enchanté(e), merci, je vous en prie:ビジネス訪問に欠かせない挨拶・礼儀表現。
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