フランス語の接続法大過去|活用ルールと用法まとめ
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フランス語では、名詞の前に「冠詞」を付けるのが基本です。
中でも「定冠詞(le, la)」と「不定冠詞(un, une)」は、使い分けに注意が必要です。
ここでは定冠詞と不定冠詞の違いや使い方のルールを学び、名詞を正しく扱えるようになることを目指します。
フランス語では、名詞の前に冠詞を置くのが基本です。
冠詞は「名詞が何を指しているか」「その名詞が聞き手にとって既知か未知か」「単数か複数か」「男性か女性か」といった文の文脈を示す重要な要素です。
冠詞は大きく分けて、以下の2種類があります。
定冠詞は、話し手と聞き手の両方が何を指しているのかを知っているときに使います。
つまり、特定の人・物・概念を指すときに使う冠詞です。
形 | 冠詞 | 用法 | 例 |
---|---|---|---|
男性単数 | le | その〜 | le livre(その本) |
女性単数 | la | その〜 | la pomme(そのリンゴ) |
複数(共通) | les | それらの〜 | les enfants(その子どもたち) |
定冠詞は、すでに会話や文の中で出てきたものや、一般的によく知られている物、抽象概念にも使われます。
不定冠詞は、話し手にとっては存在がわかっていても、聞き手にとっては初めて出てくる情報や、特定されていないものを表すときに使います。
日本語では「ある〜」「1つの〜」と訳されることが多く、初出の物事に使われます。
形 | 冠詞 | 用法 | 例 |
---|---|---|---|
男性単数 | un | ある〜、1つの〜 | un livre(1冊の本) |
女性単数 | une | ある〜、1つの〜 | une pomme(1つのリンゴ) |
複数(共通) | des | いくつかの〜 | des enfants(何人かの子どもたち) |
不定冠詞は以下のような場面でよく使われます:
冠詞を選ぶときに重要なのは、以下の4つの要素です:
たとえば以下のように、初出では不定冠詞、以降は定冠詞に切り替えるのが自然です。
フランス語では「音楽」「スポーツ」「感情」などの抽象概念には定冠詞を使うのが基本です。
不定冠詞 des は「いくつかの〜」「何人かの〜」というニュアンスを含みますが、形容詞が名詞の前に来るときは「de」に変わるというルールがあります。