#180 留守中の荷物の受け取りを頼む時の表現|フランス語の生活フレーズ

仕事などで家を空ける際、配達の時間と在宅時間が合わず、荷物を受け取れないことがあります。その場合、家族や同居人に、代わりに荷物を受け取ってもらう必要があります。
フランス語でお願いする際には、用件を丁寧に伝え、相手の負担にならない聞き方をすることが大切です。
ここでは、留守中の荷物の受け取りを頼む際に使えるフランス語表現を、文法ポイントと合わせて解説します。
会話例

Excuse-moi, je voulais te demander un service.
(ごめん、ちょっとお願いしたいことがあるんだけど)

Oui, dis-moi.
(うん、どうしたの?)

J’attends un colis demain après-midi, mais je ne serai pas à la maison à ce moment-là.
(明日の午後に荷物が届く予定なんだけど、その時間は家にいなくて)

D’accord. Tu veux que je le reçoive à ta place ?
(なるほど。代わりに受け取ればいいんだね?)

Oui, si ça ne te dérange pas. Le livreur devrait passer vers 15 heures.
(うん、都合が良ければ。配達は15時ごろの予定だよ)

Pas de problème. Je serai là à cette heure-là.
(大丈夫だよ。その時間なら家にいるから)

Merci beaucoup, ça m’aide vraiment.
(本当にありがとう、助かるよ)
1. 相手に相談を切り出す
自分の不在時に荷物の受け取りをお願いする場合、次のように相談を切り出します。
- Je voulais te demander un service.
(ちょっとお願いしたいことがあるんだけど)
この表現は、家族や友人など較的近い関係でよく使われます。“un service” は「ちょっとした頼みごと」という意味合いで、簡単な頼み事をする際に適したフランス語です。
- J’aurais une faveur à te demander.
(お願いしたいことがあるのですが)
こちらは、年上の人やあまり親しくない相手にも使いやすい、より丁寧な頼み方になります。
2. 頼み事をする理由を説明する
相手に何かをお願いをする場合、なぜ頼み事をするのか、その背景にある事情や理由も合わせて説明することが大切です。
- J’attends un colis demain après-midi, mais je ne serai pas à la maison à ce moment-là.
(明日の午後に荷物が届く予定なんだけど、その時間は家にいなくて)
この文は、「状況 → 問題点」という順番で、次の2つの情報を伝えています。
- J’attends un colis demain après-midi.
→ 明日の午後に荷物が届く予定である - mais je ne serai pas à la maison à ce moment-là.
→ しかしその時間は家にいない
フランス語の現在形は英語より守備範囲が広く、「すでに決まっている未来」は現在形で表すことができます。
“J’attends un colis demain après-midi” では未来を示す副詞(demain après-midi)があるため、動詞が現在形(attends)でも意味は未来のことを表します。
一方、単純未来形は「未来のある時点を基準に、その時に成立する事実や状態」を述べるときに使われます。
後半の “mais je ne serai pas à la maison à ce moment-là” では、未来の時点(à ce moment-là)を視点として、その時点での状態を表しているため、être の単純未来形 serai が使われています。
3. 代わりに受け取ってほしいと頼む
不在のため荷物を受け取れないという理由を説明したら、本題である「代わりに荷物を受け取ってほしい」という内容を伝えます。
- Est-ce que tu pourrais recevoir le colis à ma place ?
(代わりに荷物を受け取ってもらえる?)
また、会話例のように、相手の方から提案してくれるケースもあります。
- Tu veux que je le reçoive à ta place ?
(代わりに受け取ればいいんだね?)
ポイントは「私の代わりに」を意味する“ à ma place” です。フランス語では「〜の代わりに」を “à + 所有形容詞 + place” という構文で表します。
- à ma place(私の代わりに)
- à ta place(君の代わりに)
- à sa place(彼/彼女の代わりに)
place は「場所/立場」を意味する名詞で、ma は名詞 place を修飾する所有形容詞になります。直訳すると「私の場所で/私の立場で」となり、「〜の代理で何かをする」というニュアンスで使われます。
4. 配達時間などの情報を伝える
相手が対応しやすいように、配達の時間を伝えることも重要です。
- Le livreur devrait passer vers 15 heures.
(配達は15時ごろの予定だよ)
“devrait passer” は、「おそらく来る予定/目安として」というニュアンスを含み、配達のように多少前後する状況に合った言い方です
同様に、時間に幅を持たせたい場合は次のように言います。
- Entre 14h et 16h environ.
(だいたい14時から16時の間に)
まとめ
- Je voulais te demander un service.
→ 頼み事を丁寧に切り出す表現。 - Je ne serai pas à la maison / J’attends un colis.
→ 不在の理由と荷物の状況を説明するフレーズ。 - Recevoir le colis à ma place.
→ 「代わりに荷物を受け取る」を表す表現。 - Le livreur devrait passer vers ~.
→ 配達時間の目安を伝える言い方。




