会話フレーズ
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#200 業務量が多いことを相談する時の表現|フランス語のビジネスフレーズ

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Izumi

仕事を進める中で、担当業務が想定よりも増えてしまい、負担が大きくなることがあります。

そのような場合、自分ひとりで抱え込まず、上司や同僚に状況を共有し、相談することが重要です。

ここでは、会話例の流れに沿って、業務量について相談する際に役立つフランス語表現を詳しく解説します。

会話例

A
A

Est-ce que je pourrais vous parler un moment de ma charge de travail ?
(業務量についてご相談があるのですが、よろしいでしょうか?)

B
B

Bien sûr, je vous écoute.
(もちろんです。どうしましたか)

A
A

Ces derniers temps, j’ai plusieurs dossiers urgents à gérer en même temps, et cela devient difficile à gérer.
(最近、複数の急ぎの案件を同時に担当しており、その対応が難しくなっています)

B
B

Je comprends. Est-ce qu’il y a un projet en particulier qui pose problème ?
(なるほど。特に負担になっている案件はありますか?)

A
A

Oui, le rapport mensuel et la préparation de la présentation prennent plus de temps que prévu.
(はい、月次報告書とプレゼン準備に想定以上の時間がかかっています)

B
B

D’accord. Nous pouvons peut-être redistribuer certaines tâches.
(わかりました。一部の業務を再配分できるかもしれません)

A
A

Merci beaucoup. Cela me rassure.
(ありがとうございます。安心しました)

1. 業務について相談を持ちかける

業務量について話す際は、次のように相手の都合を確認しながら相談を持ちかけます。

例文
  • Est-ce que je pourrais vous parler un moment de ma charge de travail ?
    (業務量について少しご相談があるのですが、よろしいでしょうか?)

“je pourrais” は pouvoir(できる) の条件法現在形です。条件法にすることで、「〜してもよろしいでしょうか」と、相手に余地を残しつつ控えめに依頼ができます。

“pouvoir parler”(話すことができる)では “pouvoir + 不定詞”(〜できる/してよい)の構文が使われています。ここでの vous は間接目的語で、“parler à quelqu’un”(〜に話す)という構文から来ています。

ポイント
  • parler à quelqu’un → vous parler
    (代名詞は不定詞の直前に置く)

そして、“vous parler un moment” は「少しの間お話しする」となります。相談を切り出すときは、「長くなるのかな?」と相手が身構えることがあるので、“un moment”(少しの間)で心理的ハードルを下げることができます。

関連表現
  • un moment:少し(体感的)
  • quelques minutes:数分(やや具体的)
  • un instant:ほんの一瞬(かなり短い)

2. 現状を具体的に説明する

相談で重要なのは、中核である「何がどう大変なのか」を具体的に伝えることです。

例文
  • Ces derniers temps, j’ai plusieurs dossiers urgents à gérer en même temps, et cela devient difficile à gérer.
    (最近、複数の急ぎの案件を同時に担当しており、その対応が難しくなっています)

“Ces derniers temps” は「最近/このところ」という意味で、文頭に置くことで「〜が今起きている状況です」という枠を作れます。

ポイント
  • Ces derniers temps, j’ai…
    (最近、私は〜しています)
    → 少し幅がある「最近の傾向」
  • En ce moment, je dois…
    (今、私は〜しなければなりません)
    → 今この時点・現在進行形の状況

また、“j’ai plusieurs dossiers urgents” は直訳すると「私は複数の急ぎの案件を“持っている”」ですが、ビジネスの文脈では “j’ai + 名詞”で「抱えている/担当している」という意味になります。

関連表現
  • J’ai trois dossiers en cours.
    (進行中の案件が3つあります)
  • J’ai plusieurs tâches à gérer.
    (管理が必要なタスクがいくつかあります)

fatigué(疲れた)/débordé(手いっぱい)といった感情語を使わず、名詞(dossiers/ tâches/projets)を用いて客観的事実を提示することで、相談がより建設的になります。

そして、“dossiers urgents à gérer” は、“à + 不定詞” で名詞 dossiers を後ろから説明し、「処理すべき案件」という意味になります。

関連表現
  • des dossiers à gérer
    (処理すべき案件)
  • des emails à traiter
    (処理すべきメール)
  • un rapport à finaliser
    (仕上げるべき報告書)

このように “名詞 + à + 不定詞” の形で、「〜する必要がある“名詞”」「〜すべき“名詞”」と表せます。

3. 負担の大きい業務を伝える

状況説明の後は、特に負担になっている業務を挙げることで、相手も具体的なアドバイスをしやすくなります。

例文
  • Le rapport mensuel et la préparation de la présentation prennent plus de temps que prévu.
    (月次報告書とプレゼン準備に想定以上の時間がかかっています)

prendre は「取る」を指す動詞ですが、“prendre + 時間・期間”で「(作業に)〜時間かかる」という意味になります。

今回の文では、“prennent plus de temps” のように “plus de + 名詞”(より多くの〜)を使うことで、「(通常より)より多くの時間を取っている」=「想定以上に時間がかかっている」という意味になります。

関連表現
  • plus de temps(より多くの時間)
  • plus d’efforts(より多くの努力)
  • plus d’attention(より多くの注意)

また、文全体は通常の平叙文ですが、述語部分が比較構文になっている点がポイントです。

ポイント
  • A prend plus de temps que B
    (AはBより多くの時間がかかる)

今回の文では B にあたる部分が prévu(予定されていたもの)になっています。

そして、文の最後の “que prévu” は直訳すると「予定されたよりも」ですが、ここでは文の一部が省略されています。完全な文章にすると “plus de temps que ce que nous avions prévu”(私たちが予定していたより多くの時間)となりますが、やや冗長で説明的です。

そのため、“plus de temps que prévu”(想定より多くの時間)のように、prévu(予定されていた)だけを残すことで、すっきりとした自然な表現になります。

まとめ

今回のフランス語フレーズ
  • Est-ce que je pourrais vous parler de ma charge de travail ?
    → 業務量について相談したいと丁寧に切り出す表現。
  • J’ai plusieurs dossiers urgents à gérer.
    → 業務が重なっている状況を具体的に説明するフレーズ。
  • Le projet prend plus de temps que prévu.
    → 想定より時間がかかっていることを説明する表現。
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