Lesson 07|être の活用と用法
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フランス語では、すべての名詞が「男性形」または「女性形」のどちらかに分類されます。
この「名詞の性」は冠詞や形容詞、代名詞の形に影響するため、非常に重要な文法項目です。
このレッスンでは、名詞の性の基本ルールと見分け方を学び、正しい形を選べるようになることを目指します。
日本語には「性のある名詞」という概念がありませんが、フランス語では人や物を問わず、すべての名詞に性別(男性・女性)が決まっています。
この性別は意味的な性(実際の性別)とは限らず、文法上の区分です。
例えば:
ここまでは自然に感じるかもしれませんが、以下のような例もあります:
このように、物の名前にも男性・女性が割り当てられています。
フランス語 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|
un livre | 本 | 「livre」は男性名詞。冠詞「un(男性形)」が使われる。 |
une pomme | リンゴ | 「pomme」は女性名詞。冠詞「une(女性形)」が使われる。 |
un stylo noir | 黒いペン | 「stylo(ペン)」は男性名詞。形容詞「noir」も男性形。 |
une maison blanche | 白い家 | 「maison(家)」は女性名詞。形容詞「blanche」も女性形に変化。 |
un homme et une femme | 男性と女性 | 「homme(男)」は男性名詞、「femme(女)」は女性名詞。 |
名詞の前には、定冠詞(le, la)や不定冠詞(un, une)がつきますが、これらの形は名詞の性によって決まります。
例:
形容詞も名詞の性に合わせて形が変わります。
このように、形容詞の語尾が名詞の性・数に応じて変化するため、性を正しく理解していないと他の文法にも影響します。
完璧なルールはありませんが、以下のような語尾に注目することで、ある程度の見分けが可能です。
例:fromage(チーズ), bâtiment(建物), mouvement(動き)
例:nation(国), liberté(自由), voiture(車)
ただし例外も多いため、名詞とセットで冠詞を覚える習慣をつけることが重要です。