【フランス語文法#16】venir の現在形と近接過去
Izumi フランス語の庭
フランス語では、すべての名詞が「男性形」または「女性形」のどちらかに分類されます。
この「名詞の性」は冠詞や形容詞、代名詞の形に影響するため、非常に重要な文法項目です。
このレッスンでは、名詞の性の基本ルールと見分け方を学び、正しい形を選べるようになることを目指します。
日本語には「性のある名詞」という概念がありませんが、フランス語では人や物を問わず、すべての名詞に性別(男性・女性)が決まっています。
この性別は意味的な性(実際の性別)とは限らず、文法上の区分です。
例えば:
ここまでは自然に感じるかもしれませんが、以下のような例もあります:
このように、物の名前にも男性・女性が割り当てられています。
名詞の前には、定冠詞(le, la)や不定冠詞(un, une)がつきますが、これらの形は名詞の性によって決まります。
例:
形容詞も名詞の性に合わせて形が変わります。
このように、形容詞の語尾が名詞の性・数に応じて変化するため、性を正しく理解していないと他の文法にも影響します。
完璧なルールはありませんが、以下のような語尾に注目することで、ある程度の見分けが可能です。
例:fromage(チーズ), bâtiment(建物), mouvement(動き)
例:nation(国), liberté(自由), voiture(車)
ただし例外も多いため、名詞とセットで冠詞を覚える習慣をつけることが重要です。