#97 ガソリンスタンドを利用する時の表現|フランス語の生活フレーズ

旅行中にレンタカーを利用したり、フランスで車を運転する場合、ガソリンスタンドで給油する場面は多いです。
ガソリンの種類を確認したり、支払い方法を尋ねたりするときには、フランス語でのコミュニケーションが必要になるケースもあります。
今回は、ガソリンスタンドで役立つフランス語表現を、会話例を通して具体的に解説していきます。
会話例

Bonjour, j’aimerais faire le plein, s’il vous plaît.
(こんにちは、満タンでお願いします)

Bien sûr. Vous voulez du sans-plomb 95 ou du sans-plomb 98 ?
(かしこまりました。無鉛95ですか、それとも無鉛98ですか?)

Du sans-plomb 95, s’il vous plaît.
(無鉛95でお願いします)

Vous souhaitez payer à la caisse ou par carte directement à la pompe ?
(お支払いは店内ですか、それとも給油機で直接カード払いしますか?)

Je vais payer par carte à la pompe.
(給油機でカード決済します)
1. 満タンをお願いする時の表現
ガソリンスタンドで最もよく使うフレーズがこちらです。
- J’aimerais faire le plein, s’il vous plaît.
(満タンでお願いします)
“faire le plein” で「満タンにする」という意味になります。フランスのガソリンスタンドで使える一般的な表現で、満タンを注文する決まり文句です。
もちろん、給油の際は満タンでなくても構いません。その場合は以下のように表現できます。
- Je voudrais 20 litres, s’il vous plaît.
(20リットルお願いします) - À moitié, s’il vous plaît.
(半分でお願いします)
フランスではセルフ式が多いですが、店員がいる場合は上記表現が役に立ちます。
2. ガソリンの種類を正しく伝える
フランスでは、ガソリンの呼び方が日本と異なるため、種類を正しく伝えることが重要です。
主な種類は次の通りです:
| 種類 | 意味 |
|---|---|
| sans-plomb 95 | 無鉛95 |
| sans-plomb 98 | 無鉛98 |
| gazole | ディーゼル |
sans-plomb は「無鉛」、後ろの数字はオクタン価を示します。
レンタカーの場合、契約書や給油口にどの燃料を使うかシールが貼られていることが多いです。
3. 支払い方法について
フランスのガソリンスタンドの支払い方法は、主に以下の2種類です。
| 支払い方法 | 特徴 |
|---|---|
| 給油機でカード払い(à la pompe) | ポンプに直接カードを通す。店に行く必要なし。 24時間対応の無人スタンドでよく使われる。 |
| 店内払い(à la caisse) | 給油後、レジに行って支払う。 スタッフがいる有人スタンドでよく使われる。 |
フランスやヨーロッパでは、ガソリンスタンドの多くがセルフ式になっており、給油機(ポンプ)にカードリーダーが付いています。
給油機に付いているカードスロットに、クレジットカード/デビットカードを挿入します。暗証番号(PINコード)を入力後に給油を開始し、給油後にその場で会計が完了します。
もしカード払いができなかった場合は、有人スタンド(店内払い)を使うのが確実です。
4. 設備や場所を尋ねる表現
慣れないガソリンスタンドでは、ポンプの番号や設備の位置が分からないことがあります。
その際は次のように尋ねます。
- Où est la pompe numéro 3 ?
(3番ポンプはどこですか?) - Où puis-je trouver l’air pour les pneus ?
(タイヤの空気入れはどこにありますか?) - Où se trouve le lavage auto ?
(洗車機はどこにありますか?)
旅行中に車を利用する場合は特に役立つ表現です。
まとめ
- J’aimerais faire le plein.:満タンの依頼に使う定番表現。
- sans-plomb 95 / sans-plomb 98 / gazole:ガソリンの種類を伝える際の必須語彙。
- Je voudrais 20 litres.:リットル数を指定したいときに便利。
- Payer à la caisse / payer à la pompe:支払い方法の確認に役立つ。




