天気について話す時の表現|フランス語の日常会話

日常会話では天気の話題はとても身近で、会話のきっかけにもなります。
フランス語では天気を表現する方法がいくつかあり、“Il fait 〜” の定型表現や “Il pleut / Il neige” といった気象現象の動詞表現をうまく使い分けることが大切です。
ここでは、フランス語の天気表現の使い方や文法のポイントを解説します。
会話例

Bonjour ! Quel temps fait-il aujourd’hui ?
(ボンジュール! ケル タン フェティル オジュルデュイ?)
こんにちは!今日はどんな天気ですか?

Il fait beau et chaud.
(イル フェ ボー エ ショ)
いい天気で暖かいですよ。

Super ! Et demain, il va pleuvoir ?
(シュペール! エ ドゥマン, イル ヴァ プルヴォワール?)
すばらしい!明日は雨が降りそうですか?

Oui, d’après la météo, il va pleuvoir l’après-midi.
(ウィ, ダプレ ラ メテオ, イル ヴァ プルヴォワール ラプレミディ)
はい、天気予報によると午後に雨が降るそうです。

Ah, merci pour l’information !
(ア, メルスィ プール ランフォルマスィオン)
ああ、教えてくれてありがとう!
会話のポイント解説
1. 「今日はどんな天気ですか?」の質問表現
天気を尋ねるときの定番フレーズは “Quel temps fait-il ?” です。
- Quel temps fait-il aujourd’hui ?
(今日はどんな天気ですか?)
この表現は直訳すると「どんな天気をしているのか?」となり、フランス語独特の言い回しです。質問するときは、必ず三人称単数形(il)を使うのがポイントです。
また、aujourd’hui(今日), demain(明日), en ce moment(今) などの時間表現を加えると、内容がより具体的になります。
2. “Il fait 〜” で表す天気の状態
フランス語で一般的な天気を表すときは「Il fait + 形容詞」の形を使います。
- Il fait beau.(いい天気です)
- Il fait chaud.(暑いです)
- Il fait froid.(寒いです)
- Il fait mauvais.(天気が悪いです)
主語は非人称の「il」で、この場合は人(彼は〜)ではなく「天気」を表します。
また、faire は「〜する」という意味の動詞ですが、天気の表現では「(天気が)〜だ」という定型表現として使います。
3. 気象現象を動詞で表す
天気そのものの状態ではなく、「雨が降る」「雪が降る」といった現象は、専用の動詞を使います。
- Il pleut.(雨が降っています)
- Il neige.(雪が降っています)
他の天気表現と同様に主語は「il」で、非人称構文となります。
そのため、動詞 pleuvoir(雨が降る)、neiger(雪が降る)は三人称単数形のみ使います。
4. 未来の天気を表す
天気予報について話すときには「aller + 不定詞」を使った近接未来が便利です。
- Il va pleuvoir demain.
(明日、雨が降るでしょう) - Il va faire beau ce week-end.
(週末はいい天気になりそうです)
近接未来は、「これから〜する」という未来を表す時制です。天気予報を引用するときによく使われます。
5. 天気予報に関する表現
天気に関する話題では、la météo(天気予報)という単語がよく登場します。
- D’après la météo, il va faire chaud demain.
(天気予報によると、明日は暑くなるそうです) - Tu as regardé la météo ?
(天気予報を見た?)
“d’après 〜”は「〜によると」という意味で、こちらも合わせて覚えておくと便利です。
まとめ
- Quel temps fait-il ?:「どんな天気ですか?」の定番質問。
- Il fait …:一般的な天気の状態を表す(beau, chaud, froid, mauvais)。
- Il pleut / Il neige:雨や雪といった現象を表す動詞。
- Il va + 動詞:未来の天気や予報を表現する。
- la météo:天気予報を指す単語。旅行中に役立つ。